[Abalone]

HISTORY

将棋の盤と駒を使って遊びますが、将棋のvariantではありません。

いつ頃から遊ばれていたのか不明ですが、江戸時代の川柳などに登場することから、江戸時代にはすでにあったことが分かっています。ルールが容易なため、広く遊ばれていたようです。

BOARD & PIECES

それぞれ自陣の1列目に、「歩」と「と金」(「歩」同士でもかまいませんが、「と金」を使うのが一般的です。)を9個ずつ並べます。

  • 先行はじゃんけんなどで決めます。
  • 各プレイヤーは自分のターンで任意の自駒を縦、または横に好きなだけ進めることができます。
  • 他の駒を飛び越すことはできません。
  • 敵駒を2つの自駒ではさんで捕獲し、盤上から取り除きます。
  • 敵駒が連なっていれば、連なっている駒をすべて一度に捕獲することができます。
  • 敵駒の間に、あとから自駒を進めても、自駒は捕獲されません。

GOAL

駒が何個以下になったら負け、ということを事前に決めておき、どちらかの駒がその数以下になったら終了です。

VARIANTS

大はさみ将棋

このゲームは、碁盤を使って、お互い碁盤の(路の交点ではなく)マスの中に自陣の一段目と二段目(18個×2段)ずつ配置した状態から開始し、はさみ将棋と同じルールで遊びます。

Mak-yek / Apit-sodok

タイ(Mak-yek)やマレーシア(Apit-sodok)で遊ばれているゲームで、8x8の盤でお互い自陣の一段目と三段目に16個の駒を配置した状態から開始するゲームです。

このゲームでは、はさみ将棋の駒の取り方に加えて、相手の駒の間にはさまれるところに入ると、両側の相手の駒を取ることができます。

日本のはさみ将棋との関係は、はっきりしていません。

STRATEGY

自駒の間に隙間を作らないように進めるなどして、簡単に決着がつかない状態にすることができてしまいます。

NOTE

駒の動きは通常、縦と横のみですが、斜めにも動いてよい、とするローカル・ルールがあります。

また通常盤の隅の駒は、はさむことができないため捕獲できないのですが、二方向から押さえ込んだら捕獲できる、ということを事前に決めておく、というローカルルールもあります。

はさむと相手の駒を捕獲できるルールを持つゲームは他に、二抜き連珠 / 二抜き五目 / PenteLudus Romanusがあります。

SEE ALSO

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Last-modified: 2019-05-09 (木) 15:45:06 (1608d)