Abstract Strategy Game Society 第3回 Abstract Strategy Game Society & The Game party の記録 †![]() 開催日 2012年9月15日 場所 東京五反田 アーヴァイン・システムズ会議室 記録 †第3回の例会、参加人数も増えて14名での開催です。 今回も、高松、大阪、山梨などの遠方から参加していただきました。 アブストラクトゲームを主題にした会は、 かなりニッチな存在だろうと考えていましたが、それゆえこの会 はユニークであり、興味のある方は遠方からでも来ていただける ようです。主催者一同、とてもありがたく思っています。 第1部 Abstract Strategy Game Society 正規出展
参考出展
ユニオンキングのルールを簡略化したユニオンアルファ、合体の楽しさはそのまま、ゲームスピードも向上しています。駒の裏が分かるように表記の工夫をすれば、ユニオンキングともども、ゲーム中に思考を中断しなくて良くなりそうです。 土井さんの空中回廊は、Polyominoタイルを使った、競争ゲームです。駒の特徴、ボードの形状など、試行錯誤と創意工夫がよくわかります。 今回の山本さん、中島のゲームは、いずれも処女作です。ゲーム時間、駆け引きなどとてもしっかりしたCIFRAは、やっぱりとてもおもしろい。一方の中島のゲームは、3x3の小さな世界で、これだけ複雑な変化があることに一同関心でした。これら二作品は、現在、山本さんがよりシンプルなものを求め、中島はより深みのあるゲームを目指していることと対象的です。 カードゲームで、隠匿情報のあるポトラッチは、参考出展です。ネイティブアメリカンの物々交換経済をモチーフにして、カードの作りもウィットに富んでいます。このまま、製品化できるレベルの完成されたルールです。 出展ゲームそれぞれ、既出のゲームにない特徴を抽象世界に表現しようと頑張っています。いずれのゲームも、目をみはる特徴があり、研究会での議論は尽きません。 そして、出展したゲームを、このようにすれば改善できるというアイディアもさまざま出されて、大変意義のある会になりました。 第2部 The Game Party 今回の博物館からのゲーム紹介は、Chessの派生の中でも傑作と言われているAlapoです。国内ではあまりしられていませんが、対照的で駒の形状がルールを暗示しているAlapoは秀逸なゲームです。館長手作りの駒とボードはゴージャスで、とりあえずやってみようという人たちも。プレーすると、このゲームの魅力に目覚めたようです。 カードゲームのポトラッチや前回出展のVaranasiは、 静かに熱く戦う2人対戦ゲームと対象的に3人以上で遊べるにぎやかなパーティーゲームで、とても人気があります。 ![]() 今回の賞品は、Impartial GameのOKI ISHI 24。このゲームを使って、本編で同点の所さんと福沢さんが決勝対決。優勝は所さん。2位の福沢さんは、本館の監修を務める富永先生が本場、うどん県から持参した讃岐うどんを獲得しました。 Feedback †
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