Abstract Strategy Game Society 第4回 Abstract Strategy Game Society & The Game party の記録 †![]() 開催日 2012年10月20日 場所 東京五反田 アーヴァイン・システムズ会議室 記録 †第1部 Abstract Strategy Game Society 正規出展
博物館からの出展は、FlipFlopの姉妹ゲームRinneTensei、このゲームは、 初期配置やボードの形状で、面白さが極端に変わりゲーム設計において悩みました。 小さいボードながら、現在の形が奥の深いゲームプレーが楽しめ、プレー時間も10~30分ぐらいと妥当なところです。あいかわらず、駒の操作性・デザインについて悩みどころですが、 鉛筆を短くしたような6角形の駒を使ったらどうかという山本さんの意見が有力です。 前回出展の空中回廊、考案者の土井さんがルールを改訂して再出展です。それぞれのプレーヤーのゴールが1マスだったところを最終段全部にしたこと、相手駒を飛び越えられるようにしたこと等の変更がありました。これらによって、分かりにくかった禁じ手の判定や、ゲーム進行速度が劇的に改善されました。前回と比較すると、古典的なChessと将棋の仲間が近代のルールに変わったイノベーションを目の当たりにしたようだと、大絶賛を受けていました。 作者の山本さん曰く、CIFRA25は「とても攻撃的なゲーム」。5x5のボード上で、相手陣地に殺到仕合います。CIFRA同様、プレーする毎に地形を変えて対戦します。CIFRAの戦略性・面白さを損なわず、よりスピーディーでエキサイティングなゲームに仕上げたところは、アブストラクトゲーム設計のお手本とも言えます。 Hangry Spiderは、Fox and GeeseやDots and Boxesに着想の原点を持つ、蜘蛛が蝶を捕まえるゲーム。ペグソリティアのボードのような面白い形状のボードと、ボードのマスと交点や辺も使う新しい試み。序盤のゲーム進行と局面評価、駒や線を描くための物品にも改善の余地があり、様々な意見が出ました。新規性のあるアイディアが光っているだけに、こちらも空中回廊に続くイノベーションが待望されます。 第2部 The Game Party 今回の博物館からのゲーム紹介は、UpperHandです。1980年代の後半に、日本のAI研究者が注目して話題になりました。。オリジナルの製品は入手困難で、館長手作りの5x5サイズの、駒とボードをプレーしました。オリジナルのボードサイズは、今回同様の5x5ですが、囲碁のような戦略性のあるこのゲームは、ボードサイズを大きくするとより面白くなります。時間があれば、ぜひとも9x9のボードで遊んでいただきたかったです。 山本さんは、第1回で出展したSwap Swopの4人対戦ルールを2種類考案して、参加者のみなさんと検討していました。 今回の商品は、山本さん作成による、バカボンのハガキホルダーとオリジナルデザインのポストカード。優勝は第1回め以来2度めの館長、2位は新福さん、3位は初参加の五月女さんでした。 Feedback †
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