Abstract Strategy Game Society 第15回 Abstract Strategy Game Society & The Game Party の記録 †![]() 開催日 2013年9月21日 場所 東京五反田 アーヴァイン・システムズ会議室 記録 †第1部 Abstract Strategy Game Society 会のグローバル化は定着しつつあるのか!? マレーシア、ドイツ、大阪からも参加していただき、活況の15回を開催しました。毎回新規に参加してくださる方も増え、嬉しい限りです。 正規/参考出展
Jumpは、山本さんが跳び将棋 / 跳び碁に触発されて考案した競争ゲームです。 単調な跳び将棋に比べると、同様に短時間で決着するわりに、斜めの移動を認めた分、戦略性が高まっています。 バイキングは、ケーキバイキング
木下さんのアンカーポイントは、オセロのボードと駒、それとアンカーとなるマーカー駒を使ってプレーする、四目並んだら負けのゲームです。着手した駒に、ボード上の駒が吸い寄せられる(悩ましい)動きが特徴です。アンカーを使って、駒の移動を防ぐ工夫で、戦略性が高まっています。会への参加道中で、木下さんのカバン内のペットボトルが暴発し、持参してくれたゲームのほとんどが水没してしまうハプニングを乗り越え発表していただきました。アンカーポイントは、その甲斐もある、ぜひもう一度プレーしたくなる良作でした。
大阪から初参加の木村さんは、スネェクタイルと、四龍演舞の2作品を発表されました。スネェクタイルは2次元上の、四龍演舞は3次元上の、自色の線を長くつなげたプレーヤーが勝ちという作品です。いずれも、2人だけでなく複数のプレーヤーが参加できます。 スネェクタイルには、クリアタイルに色のついた蛇のパーツが描かれ、ルールに従っていれば、タイルの上にいくつもタイルを重ねることができます。また、参加プレーヤー以外の蛇がボード上に君臨していて参加プレーヤーの邪魔をするなど、さまざまな工夫がされています。終局時の盤面でへびがからまった様子は、さながらメデューサの頭といったところで、タイトルを「メデューサ」「ゴーゴン」などにしたらといった意見がありました。 四龍演舞は、立体的なボードに色のついたマジックテープで線を繋げていきます。各プレーヤー1本だけ長いテープを持ってて、ここぞと言う所で使います。3次元なので、前作にくらべて着手までの時間がかかります。ボードや駒の形状を工夫することで、ゲーム進行がもっとスムースになるかもしれません。
Cameron Browneの秀作を2作品紹介していただきました。Akron, Margoとも、球を駒に使い、その特性を生かしたゲームです。 Akronは、Connection Gameの仲間です。玉を上に積み上げたり、支えになっている玉をどかして、上の駒を落とすなどできるので、Hexのように単純にはいきません。 Margoは、囲碁のポンヌキルールのようなゲームです。ただ、こちらも3次元に駒が配置されていくので、とても複雑です。普通の囲碁の感覚では、勝つことができません。 第2部 The Game Party 優勝は、土井さん。2位は同率で、所と山本さんでした。 優勝商品はJump簡易版です。 ![]() 第3部 Yet Another Game Party 今回も、カードゲームや、本編で遊びきれなかったアブストラクトゲームをたっぷり遊びました。前回に引き続き、手札の組み合わせで提示されたカードを競り落とす「競り」ゲームが人気でした。カードの出し方や途中の駆け引きに各プレイヤーの性格が如実に反映されていて、爆笑でした。手練の木下さんのプレイが光りました。 次回は、ドイツゲームの祭典Essen Spielの開催と重なり、当会に参加できない方もあり、Yet Another Game Partyはお休みの予定です。懇親会を開催します。 Feedback †
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