Abstract Strategy Game Society 第25回 Abstract Strategy Game Society & The Game Party の記録 †開催日 2014年7月19日 ![]() 場所 東京五反田 アーヴァイン・システムズ会議室 第1部 Abstract Strategy Game Society †電車が遅れてみなさんがそろうのを待ち、新しくフランスからの参加者も迎えて、会のスタートは14:20からになりました。 正規/参考出展
King's Valleyの大型化を目指す、山本さんは、8x8ボードに挑みました。偶数マスなので、中央のゴールは、全部で4マスあります。ゴールに3個先に入ったプレーヤーが勝ちなのですが、2個ずつの場合には、フラッグを持ってスタート地点に戻るフェーズに移行します。戻るフェーズでは、お互いが防御に徹すると長手順になる可能性がありそうとの指摘が出ましたが、今後プレーを重ねてそうしたケースの出現頻度の調査が待たれます。 山本さんと交流のある、オランダ人のFred Hornさんの作品が紹介されました。 TAOは、隠された情報があるので、アブストラクトゲームではありませんが、チャイニーズチェッカー のような、パズル型レースゲームです。陰陽道の3文字と木火土金水(もっかどごんすい)の5文字の駒から1文字を、相手よりも早くゴールさせるのが目的です。動かした駒と、手持ちの駒を1手毎に入れ替えるところが、パズル性を高めていて、ちょと不思議な感じのゲームです。
大傑作と賞賛を受けた、Fishery。土井さんは、力作のボードと駒を使って新しい陣取りゲームを発表しました。マスの中 に漁船を配置し、網をグリッドの線上に配置して地を確保します。囲碁のような感覚の Dots and Boxesとでも言えるゲームで、目指すべきことは、No Room for Square よりも明快ですが、地を取る手順は簡単ではありません。漁船を配置する布石もとても 重要で、高度な戦略性が魅力なゲームです。 Stew Eucenさんの「猫」シリーズ、今回は猫の細道です。使う駒も、引き続き立体Poly-ominoで、パズル対戦ゲームのシリーズ化を進めています。 立体駒でルートを確保する、わかりやすいゲームです。使う駒の種類や、ボードの形状・大きさを調整すると、ゲーム性が向上しそうです。
博物館からは、babelを紹介しました。Stew Eucenさんの猫の負けのような、立体積み上げゲームです。突起と凹みのあるキューブを並べて積み上げていくゲームです。パズル性を楽しむゲームですが、オリジナルのルールでは、後手が極端に不利なようで、検討により、積み上がった段毎に先後を入れ替えるルールを採用してプレーしてみました。こちらのルールの方が、ゲームとしてのバランスがとれているようです。 第2部 The Game Party †![]() 優勝は、Stew Eucenさん。2位は土井さん、3位は、同点で3名が入りました。 第3部 Yet Another Game Party †第3部では、やり残したゲームやこれまでに出展されたゲームの研究・検討がおこなわれました。 猫の負けは、前回の研究会の意見を反映して、ゲームとしての面白さが充実したと好評です。 山本さんのCreator's Productsへの応募があった、コネクションゲームのPonteは、前回も検討がされましたが、シンプルで不思議なゲームに仕上がっていました。 inpHeXionのボードサイズは、6x6が好評なようでした。もうしばらく検討を続けようと思います。 Feedback †
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