Abstract Strategy Game Society 第27回 Abstract Strategy Game Society & The Game Party の記録 †開催日 2014年9月20日 ![]() 場所 東京五反田 アーヴァイン・システムズ会議室 第1部 Abstract Strategy Game Society †考案されたゲームの出展が2作品と、いつもよりも少なかったため、じっくりとゲームの検討ができました。 正規/参考出展
Commandは、山本さんが交流のある、Martin H. Samuel氏のMozaicからヒントを得て作ったゲームです。5目を2箇所並べるか、3x3の正方形を作れば勝ちというゲームです。Mozaicは、運の要素があるのですが、Commandではアブストラクトゲームにする工夫として、QUARTOのように相手の着手を指定する仕組みを取り入れました。できたてのゲームで、ルールの調整をしながらの検討となりました。 立体Poly-ominoパズル対戦シリーズを続けているStew Eucenさんの新作は、「Cat's-eye contact」。合法になる配置を見つけながら、立体駒を置いていきます。途中の局面評価がしにくく、終盤一気に決着がつきます。
正田さんが紹介するFIBONACCIは、相手のCenterpieceを取り囲むことが目的のゲームです。手番で動かす手の数が、いくつかの条件で変わっていきます。大きな盤を広げた時には、終局までかなりの手数がかかるのでは?と思ったのですが、最大で6手を1手番で指せるようになるため、非常にスピード感のあるゲーム運びです。自分の駒同士をうまく連携させて、相手のKingを攻め上げることが重要です。
博物館から2点、Mana, Gygesの紹介です。いずれも、Claude Leroy氏による作品です。Manaは1987年、 Gygesは1985年にConcours International de Createurs de Jeux de Societeで大賞を受賞しています。 Manaは、ボードの状態と、先の手番のプレーヤーが指した手によって、指し手が制限されるのが特徴です。Gygesは、相手の駒と自分の駒の区別がない、競争ゲームです。 いずれのゲームも、手が見える人にとっては、局面評価や先読みもできて、戦略的なゲームですが、特徴的なルールが新鮮さを感じさせます。 第2部 The Game Party †![]() 今月の副賞は、豪華?洋菓子。優勝は、正田さん。2位は土井さん、中島が同点でした。 Feedback †
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