[Nine Mens Morris]

Abstract Strategy Game Society

第49回 Abstract Strategy Game Society & The Game Party の記録

開催日 2016年7月16日

会の様子

場所 東京五反田 アーヴァイン・システムズ会議室

前回の反動か、初参加の方、遠方からも多くの方に参加いただきました。発表点数も正規出展だけで5点、参考を含めると7点と盛りだくさんの1日でした。

第1部 Abstract Strategy Game Society

正規/参考出展

時間ゲーム考案者発表者
14:13-14:46原始囲碁n/a古作さん
14:46-15:15TRUE GO 4x4三浦さん三浦さん
15:16-15:30ダリル時田さん時田さん
15:30-15:52Fishery 7x9土井さん土井さん
15:52-16:15築地中島中島
16:15-16:30ソントム山本さん山本さん
 
原始囲碁についてTRUE GO
原始囲碁についてTRUE GO 4x4

遊戯史研究活動の一部として「原始囲碁」の盤についての近年の研究成果の発表と、オリジナルの碁盤の路数を討論しました。17路のボードは見つかっているが、9路など他のものは見つかっていない。天文学、数秘術や占術に関係するだろうとの推察はすでに有力視されています。なぜなのか、ゲーム作家の視点で参加者 思い思いに発言しました。

  1. 駒の大きさは、入手できる石や貝などを加工して作れ、手に持って遊べること。ボードサイズは人がボードを挟んで対局するのに適切な大きさ。すると、17路ぐらいが妥当だったのではないか。
    石は現在のものよりも少し小ぶりのものが多いが、これまでに見つかっている盤のマスのサイズも含め統計的に調査する価値がある。
  2. ボードを作るにあたって、盤を分割しやすい路数。2,4,8,16分割などは作りやすい。だから9路、17路は作りやすい。
  3. プレーして面白い、というのは、どの時代のどのレベルの人が遊んだかによって異なるだろう。現在だと、早く決着してゲームの核となる興を逃さない程度のコンパクトさが魅力だけど、有閑の人々だと時間は気にしないかもしれない。それこそ、決着をつける必要もなく、すること自体野暮だと考え、指掛けにすることも多かったのではないか。囲碁のルールが人にとって他のアブストラクトゲームと比べてもとても複雑なことを考えると、勝敗にあまり関係ない曖昧さを含んで、望めば決着もする絶妙なサイズは17路程度であって、小さな盤ではないのではないか。
  4. 言語としてのゲーム・ルールという視点で考えると。ゲームの複雑さ、特に(原始のルールであっても)囲碁は複雑なルール。高貴な人のみが遊ぶ、社交や学問・宗教的な意味合いのあるツールだとすると、9路より小さいというのはもとより17路などより複雑なものが妥当。

など、さまざまな意見が出て、研究会がこの話題だけで終わってしまいそうになりました。 [smile]

TRUE GOは、三浦さんが以前学研 Em brain シリーズでも発売して人気のゲーム。学研版は5x5でしたが、近年三浦さんがプレーしてみると、4x4の方が序盤からの戦略が明確でよりダイナミックな対戦ができると再発見し、今回出展検討することになりました。あわせて3x3ではゲームにならないことや、氏のトライパスとの比較もしながら4x4ボードでのTRUE GOがベストなようです。あとは、得点や駒の種類を調整して、再度メジャーパプリッシュを目指すそうです。

ダリルFishery
ダリルFishery 7x9

「ダリル」って、時田さんの外国人の友達? 何かヘビメタの曲? いえいえ、「だり」は寿司屋の符丁で「4」のこと。あ、時田さんは寿司職人です。4目並べの新しいゲームの提案です。相手の色も含んで、穴の開いている所、マスクされている所、4マス直線にならんだ特殊な駒を使います。多段にすることもできる、頭がねじれる名作です。相手、自分の駒を共通にして駒数を減らした方が機動性と戦略性が高まるかもしれないとの意見もありました。調整して、ぜひ製品化して欲しい逸品です。

築地ソントム
築地ソントム

久しぶりの中島の新作「築地」です。豊洲に移転するわけでも、魚市場でもありません。古くから埋め立て地のことを築地と呼びます。まったく新しいゲームを作れという正田さんの司令から、アブストラクトだけど新しい配列を作る、駒に働きがあって、地形にも働きのある21世紀型ゲームを作ったつもりです。すごく面白いという人と、まだなんだかわからないという人と反応はもう1つでしょうか。もう少し、何かひねりがいるのかなぁ。

ソントムは、山本さんが20年以上前に作ったカードゲーム。参考出展です。朱鷺の絵というか写真のコピー(しかも白黒)に1〜5の数字が打ってあるだけのシンプルなカード。手番でできることが、わりといろいろと自由で、ルールも一貫性と非対称性とを絶妙に組み合わせてある、なんとなく古典的で、でもモダンな雰囲気もするリバイバルソング的なカードゲームです。けっこう面白いので、魅力的な絵柄にして売って欲しいです。

第2部 The Game Party

ジュンゴ
48回連続参加の土井さんの表彰

これまで、48回連続参加の土井さんの表彰をおこないました。副賞は、中島の最新作Fano330-R-Morrisとスパークリングワインです。

ゲームパーティーは、参加人数も多くプレーするゲームの種類も多い中、プレー数も多く勝利を積み重ねての優勝は初参加の滝田さん、2位は時田さん、3位は所でした。

開会直前に申し込みのあった小川さん考案の「ジュンゴ」、今回は発表枠が一杯で、2部でプレーしてみました。数字(1〜5)の駒をお互い順にならべて行き、同じ数字で挟めば取れるというゲームです。そこまでルールを聞くと、駒を多く取った方が勝ちのゲームのようですが、自分の手番で駒が置けないと負けという、手番で必ず置ける駒をいかに拾うか、相手に拾わせないかというゲームです。

自ら考案の賢者の塔をプレーする山本さん Twigs

第3部 Yet Another Game Party

南雲さ~ん
中華!!

1時間だけ延長してやり残したゲームをプレーしました。そこから会場を中華料理店に移動して、ゲームや発明談義です。

皆さんを駅に見送るところ、駅から南雲さん登場! コントラクトブリッジの大会の帰りとのこと。2時間も外でブリッジの話を聞きました。ゲームそのものだけでなく、トーナメントの仕組みやチームづくりなど、まさにヨーロッパの政治です。ちょっと興味が湧いてきました [smile]

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Last-modified: 2016-07-17 (日) 13:49:46 (884d)