[Fire and Ice]

rogue1.jpg

DESCRIPTION

ローグ(rogue)はコンピュータファンタジーゲームです。キャラクター(文字)だけで構成されたダンジョンを、これまたキャラクターで表現されたモンスターと戦いながら、20階より深層*1 にあるイエンダーの魔除け(,)を求めて、文字のヒーロー @ が冒険するゲームです。ダンジョンの中には、キャラクターで表現された、アイテム(巻物、薬、武器、鎧、杖、食べ物、指輪、お金) などが落ちています。

ゲームの目的は、ダンジョンの中に落ちているお金をあつめ、高得点を獲得することです。 もしも、無事生還できれば高得点を得られるでしょう。

TrekZorkと同じく、シンプルなクラシックコンピューターゲームです。

HISTORY

Rogueは、Michael Toy, Glenn Witchman, Ken Arnold*2によって開発されました。公式版の発表は1980年。Unix上にC言語を用いて開発したものでした。1983年からは、4.2BSD Unixに同梱されて、世界中でプレーされました。Rogueは、ご存知のように生還はとても難しく、時間もかかるため、Rogueを自動でプレーして生還を狙うプログラムrog-o-maticなるプログラム*3まで出現しました。

これまでのZorkなどのテキストアドベンチャーゲームでは、製作者自身は答えを知っているため遊べないため、製作者でも繰り返し遊べる、自分のためのゲームを作りたかったのだそうです。

あまりに画期的なゲームであったため、Rogueに影響を受けたゲームや、Rogueをリメイクした作品はとてもたくさんあります。

  • NetHack
  • Larn
  • Angband
  • Adom
  • Omega
  • Rogue-clone
  • Diablo
  • "不思議のダンジョン"シリーズ

RogueAscii1.jpg RogueAscii2.jpg
画像は、ASCIIから発売されたPC版のパッケージ。ISBN番号が振られている。PC98の他、FM-16βなどでも動作するプログラムが収録されている。

参考図書

Software Design 2016年10月号

館長がrogue+rogomaticの記事を寄稿しました。LinuxやOS Xで、プログラムを動かします。サポートページから、パッチや攻略情報も取得できます。ぜひ御覧ください。

SD連載との連動企画rogue攻略+ビルド情報を公開しました。

ローグハンドブック

ダンジョンゲームプログラミング

Rogue Likeダンジョンゲームを自分で作りたい方必読。プログラミングテクニックだけでなく、Rogue系ゲームの系譜や構造についても語られています。著者のダンジョンゲームへの思いが伝わってきます。 [heart]

ローグハンドブック-ゲームハンドブック・シリーズ

1986年に発行された、Rogueの攻略本です。本ページで紹介している、ASCII版のRogueを主対象としています。国内唯一と言っていいでしょう。

攻略本があっても、攻略できないのがRogueの特徴!!

Win-ROGUE-イエンダー探究の書

3Dになって、Rogueの復刻?? オリジナルとは別のゲームになってしまったようです。

ゲームコレクションエクストラ NetHack

IBM-PC版のNetHackを移植した、PC98で動作するバージョンを収録し、ゲームの詳細を紹介しています。NetHackに関する日本語の本も、おそらくこれ一冊でしょう。

SEE ALSO

Rogueのプログラムに興味がある方は以下をどうぞ。

Feedback

選択肢 投票
おもしろい 12  
役に立つ 3  
興味ない 0  
理解できない 0  
やってみたい 2  
食べてみたい 1  

*1 館長の経験では大抵25階以降
*2 Ken Arnoldは、Unixで有名なcursesライブラリの作者でもあります。このcursesライブラリがあったから、Rogueの実現が可能になったのでしょう。
*3 CMUで国防総省の予算を使って開発されたのだそうです [wink]

TOP   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS   [Privacy Policy]  
Last-modified: 2023-05-04 (木) 19:23:46 (152d)