[Go]

HISTORY

Trax

Traxは、Hexと同じくコネクションゲームの仲間です。 1980年にニュージーランドのDavid Smith によって考案されました。

Traxには、世界選手権があります。世界チャンピオンのDonald Baileyは、ファイナルで敗退した1994年をのぞき、1990年から現在までずっとチャンピオンの座にあります。

過去に Colour of Strategy, Ltd., Excalibre Games, Inc., Gigamic, Grapet, Heraclio, Fournier, Holdson, The United States Playing Card Company…といった数々のゲーム・パブリシャーから発売されました。

このゲームは 参考文献/Connection Games= Variations On A Themeで紹介されています。

BOARD & PIECES

Traxの駒

駒だけで遊ぶ 2プレイヤー・ゲームです。 ボードを使わない、別の言い方をすれば、ボードが無限大であることが特徴です。 上図のような、表裏にそれぞれ違うパターンで赤線と黒線が印刷してある(片面: 赤線と黒線が垂直に交差 / もう片面: 赤線と黒線が平行に走る*1)駒を使用します。

強制手

両プレイヤーは、自分の色を決め、自分のターンで駒をひとつずつ取り、任意の面を上に向けて並べてゆきます。

最初のプレイヤーの初手以降は、必ず駒の少なくとも一辺を他の駒と接するように、かつ、同じ色の線が隣の駒の線とつながるように配置してゆきます。

その結果、ある駒を配置した後に図形の窪みが生じ、その窪みには決まった駒を決まった向きにしか配置できなくなることがあります。 このような状態が出現したときは、手番のプレイヤーは同じ手番でその窪みにもうひとつの駒を「強制手」として追加で配置します。

「強制手」によってさらに「強制手」が生じるときは、その状態でなくなるまで「強制手」が続きます。

強制手

ある1駒分の窪みが、3つ以上の同色の線を渡される形で空いた場合、その状況を形成する原因となった手まで遡って、「強制手」も含めた全ての手をやり直さなければなりません。

GOAL

ゲーム終了

自分の色で、次の2つのうちどちらかの図形ができたら勝ちです。

  1. ループができる
  2. 水平方向、もしくは垂直方向に8マスの幅連続した線を描く

手番で、双方に前述の図形が同時にできることがあります。その場合は、手番のプレイヤーの勝ちです。

また、手番で相手の側に、前述の図形ができてしまった場合は、相手の勝ちとなります。

STRATEGY

上級者になると、先読みというよりも、「図形の認識能力」が重要になります。

VARIANTS

LoopTrax

ゲームのゴールが「先にループを作った方が勝ち」という以外は、Traxと全く同じルールです。

Connexion

5x5のボード上で、BOARD & PIECESの右側の駒(平行線*2)のみの駒を使用して遊びます。 先に、自分の色の線でボードの両方のベースラインを繋ぐか、ループを作ったプレイヤーが勝ちです。

NOTES

日本では入手が難しいようなので、ぜひ「アブストラクトゲーム博物館オリジナル」の駒を使ってお楽しみください。ダウンロードできるリソースからダウンロードできます。

SEE ALSO

Feedback

選択肢 投票
おもしろい 4  
役に立つ 2  
興味ない 0  
理解できない 0  
やってみたい 0  
食べてみたい 1  

*1 オリジナルのゲームでは、後者はアーチ状の線ですが、当館では便宜上、平行線を採用しております
*2 オリジナルではループ線

TOP   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS   [Privacy Policy]  
Last-modified: 2023-04-22 (土) 13:30:30 (40d)