[San Ta Si]


#ref(./PYLOS_1closeup.jpg,nolink,right,around,PYLOS)
[[Funagain Gamesで、このゲームを買う:&ref(ネット上のリソース/buy-this-game-btn-dice.png,Funagain Gamesで買う);>http://www.funagain.com/control/product?product_id=019784&affil=MASG]]
* HISTORY [#zc9da98b]
QUIVIVEは、フランスのゲーム・メーカー Gigamic社から1998年に発売されたユニークなゲームです。QUIVIVEとは、フランス語で(qui vive)「そこにいるのは誰だ!」の意味です。銀河系やロケットというモチーフをQUIVIVEに導入した子供向けゲーム SPUTNICが、2005年に発売されています。
PYLOS (PYRAOS)は、フランスのゲーム・メーカー [[Gigamic]]社から1994年に発売されたユニークなゲームです。ゲームの考案者は英国人エンジニア / ゲーム・デザイナー David G. Royffeです。

手元にあるゲームのタイトルは''PYRAOS''なのですが、Gigamic社の公式サイトでは、現在''PYLOS''と表記されています。途中、名称の変更があったようです。

//((Games Magazine Awards 1999))
2009年8月時点で、日本では未発売です。
//2009年8月時点で、日本では未発売です。

#clear
* BOARD & PIECES [#u6505aa9]
QUIVIVEは、5人で遊ぶゲームです。
#ref(./PYLOS_2setup.jpg,nolink,left,around,PYLOS 初期配置)
PYLOSは、2人で遊ぶゲームです。

** 用具 [#y4eeec7b]
QUIVIVEには、以下のものが入っています。
- ボード x 1枚
- ディスク x 49枚
- 駒 x 5個
- ピンセット x 1個
PYLOSには、以下のものが入っています。
- ピラミッド・ボード x 1枚
- 白球 x 15個
- 黒球 x 15個

** ディスクと駒の配置 [#u19c0984]
#ref(./QUIVIVE_2setup.jpg,left,around,QUIVIVE 初期配置例)
ボードのへこみ部分にディスクを37個敷き詰めます。

各プレイヤーは、じゃんけんかくじ引きで決めた順番に従って、盤上に敷き詰めた37枚の任意のディスクの上に、2段目のディスクを1人1枚ずつ、全部で9枚置いてゆきます。
2段目のディスクを配置し終わったら、残った3枚を任意の2段目のディスクの上に3段目として配置します。ディスクを上に配置するときは、下のディスクにぴったりと重ねます。
** 初期配置 [#u19c0984]

ディスクの配置が終わったら、各プレイヤーは先に決めた順番に従って、自分の駒を任意のディスクの上に初期配置します。
すべての白球、黒球を、ピラミッド・ボードの周囲の溝にリザーブしておきます。

#clear
** ゲームの進め方 [#p5e63bd8]
両プレイヤーは、じゃんけんかくじ引きで自分の球の色を決めます。白が先行です。

//Quivive is a game of avoiding running out of moves. The board is made of 49 disks -- some are stacked to double and triple height. On your turn, you must move your pawn to an adjacent, unoccupied disk in any direction -- horizontally, vertically or diagonally -- and remove any unoccupied disk of your choice. You lose if you no longer have a legal place to move your pawn. The last player left wins.
両プレイヤーは交互に自分の球をリザーブから取り出し、ピラミッド・ボード上の任意の場所に配置します。

** 駒の進め方 [#p5e63bd8]
プレイヤーは自分のターンで、自駒を左右前後斜めいずれかの、隣のディスクに移動してから、任意のディスクを1つ、盤から抜き取ります。
直近の球4個で正方形の%%%ベース%%%ができた場合、プレイヤーには次の選択肢があります。

他の駒が配置されているディスクや、ディスクのない場所には進めません。また、他の駒が配置されているディスクは抜き取ることができません。
- 同一色でない4個の球で四角形を形成した場合、次ターン以降いつでも:
++ リザーブから球を取り出し、盤上の任意の場所に置く
++ リザーブから球を取り出し、%%%ベース%%%の中央に球を積む
++ (当該四角形よりも下位のレベルに)配置済みの自分の球を%%%ベース%%%の上に積む (すでに、上の段をサポートしている球を取り除くことはできません。)

- 同一色の4個の球で正方形を形成した場合、すぐ(同一ターンで)に:
++ 1~2個の自分の球(正方形を形成するために置いたばかりの球を含む)を盤上から取ってリザーブに戻すことができる

- すでに上に別の球が積まれているものは移動できません。
- パスはできません。


#clear

** Variants [#e72b0acb]
ゲームは、2人、または4人でも遊べるようになっています。
*** Two Players [#rf18f0e6]
プレイヤーは互いに駒を2つずつ持ち、各ターンでどちらか一方の駒を動かします。その他のルールは5人で遊ぶ場合といっしょです。
*** Four Players(Team Play) [#ae8e3c26]
2人ずつがチームになって遊びます。各ターンでどちらか一方の駒を動かします。その他のルールは5人で遊ぶ場合といっしょです。
このゲームは、難易度を調整するために、派生ルールが用意されています。
*** for Mature Players [#vf4fb719]
標準ルールでは、4個の同色球による正方形を作るのを防ぐことが比較的容易で、手番によってゲームの勝敗が決まり、逆転が起きにくいため、上級者向けのルールがあります。

4個の正方形を作って、駒をリザーブに戻すルールに加えて
- 一番下の段で、自分の色で縦横に4個並んだ列、行を作る
- 下から二番目の段で、自分の色で縦横に3個並んだ列、行を作る

いずれも、斜めに並んでも駒をリザーブには戻せません。
一度に複数の形(直列が二つ、直列と正方形等)ができても、リザーブに戻せる球は、2個までです。

*** for Children [#x19f8457]
子供向けには、4個の球による正方形ルールを除外することで、より単純なゲームにすることができます。

* GOAL [#s8147c73]
動けなくなったら負けです。最後に残ったプレイヤーが勝者となります。
#ref(./PYLOS_3finish.jpg,nolink,right,around,PYLOS 黒が頂点に置いて勝ち)
パスすることができないので、自分の手番で球がリザーブにないと負けです。

球をできる限り長くリザーブに持っておき、最後のターンでピラミッドの頂上に球を載せた方が勝ちです。(写真は、黒が最後の球を頂点に置いて勝ちになったところ)

Two Players, Four Playersとも、ゲームのゴールはいっしょです。


* NOTE [#b3ab057a]
ゲームのモチーフは、[[Posit]]と類似点があります。[[Posit]]に比べると、段の上がり下がりが自由であることから、制約が少ないゲームです。
このゲームは、[[nim]]の[[Impartial Game]]性に対して、先後に駒の隔たりをつけた変形と考えることができます。

「たかたかオニ」(地面には降りられない vs. ディスクのない場所には降りられない)をボードゲームにしたような感じです。5プレイヤーで遊んでもゲームが発散しません。オニごっこと同じで、多人数で遊ぶ方が面白いゲームです。

* SEE ALSO [#odf3a5e6]
- [[Gigamic]]
- [[Posit]]
#related

* Feedback [#u1caae51]
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