3三将棋は、南雲夏彦氏が1980年に考案した3x3マスの盤を使う、駒数を減らした将棋の派生です。現代将棋研究会機関誌『カピタン』(加藤徹氏編集)の20号に、氏自身が原稿を投稿し発表されています。
氏は5五将棋に触発されて、もっと小さなボードでも遊べる形はないかと模索し、このゲームを考案したそうです。
写真は、山本さんによるタイル製3三将棋。タイトルは「銀歩王」
▽ 銀, 歩
玉 | ||
玉 |
▲ 銀, 歩
3x3のボードを使い、上記のようにセットアップします。
将棋と同じ駒の動きです。 最下段でのみ成ることができます。
二歩、打ち歩詰めは、禁じてです。
相手の玉を詰めれば勝ちです。
同じ局面が三回あらわれると引き分け。王手を含む千日手は、攻め側が手をかえなければなりません。
はじめから、持駒があります。簡単そうですが、持駒が銀と歩ですので、なかなか追い詰められません。パズル要素がとても強く、面白い作品です。
南雲氏によると、先手必勝の手順があるそうです。
館長も、勝敗について、アマトップの古作氏達と検討してみたことがあります。 みなさんも検討してみてはいかがでしょうか。