[Ploy]


#ref(./BeyondChess_1closeup.jpg,right,around,Beyond Chess)
* HISTORY [#b5cd3bec]
Jason Wittman の作品、1999年にSteve Jackson Gamesからパブリッシュされました。
Beyond Chess は2001年にDavid L. Crockettが考案しました。彼がアメリカ海兵隊だった時に動くボードのアイディアを思いついたそうです。

通常のChessのChessmenがタイルになって、定まったボードを使うことのないChessの派生ゲームです。標準のルールで、2~6人までがプレーできます。標準ルールでプレーする限りは、いずれも完全情報ゲームになっています。
Ialy Gamesが商標権を持って販売しています。
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ルールは、[[Hive]]に酷似しています。Hiveよりも、Tile Chessの発表、発売が先ですので、このゲームの発想は、Hiveの考案に影響を与えているかもしれません。
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* BOARD & PIECES [#qf525877]
#ref(./BeyondChess_2setup.jpg,right,around,Beyond Chess初期配置)
ボードは、ありません。強いて言うなら机がボードの役目を担います。
通常のChessの駒を使います。

便宜上、フィールド上に出されている、置かれたタイルの一かたまりをボードと呼ぶことにします。
標準ゲームは、写真のように通常のChessとまったく同じ状態からゲームを開始します。

製品には、各プレーヤー用にPawn 8個, Knight 2個, Bishop 2個, Rook 2個, Queen 1個, King 1個のタイルが6色 6セット入っています。 
このゲームは、ボードに特色があり、マス目一つ一つが独立したタイルになっています。

- 準備&br;
Pawnをいくつ使うかを決めます。Pawnを使う数によって、ゲームの進行スピードが違ってきます。Pawnの数が多くなると、ゲームが長くなる傾向がありあmす。2プレーヤーなら8個、3プレーヤーなら6個、4プレーヤー以上なら4個がお奨めだそうです。
白が先手でゲームを開始します。

各プレーヤー、それぞれの色の駒を全て相手に見える状態でテーブルの上に置きます。
はじめにプレーするプレーヤーを決めて、順番は時計回りに進みます。

- 配置&br;
配置は、自分の手持ちの駒を一つ選んで、対戦フィールド上に出します。
駒を出すには、次の条件を満たしていないといけません。
-- はじめの駒&br;
一手目はテーブルの中央あたりに出しましょう。
-- 次からの駒&br;
以降は、手は、先に出ている駒の辺か隅に接するように駒を出します。
出すときは、四角いタイルを敷き詰めていけるように、斜めに傾けて出したりしないようにします。
-- Kingは、最後に出します&br;
Kingを出す時には、Checkがかかっていない場所に出さなければなりません
白の初手は、駒を動かします。
次の黒番からが、Beyond Chessの特徴であるボードの変形がはじまります。

- 移動&br;
自分の手番で、各駒の動き方の制約を守って、一つの駒を移動させることができます。
-- 各駒の動きと移動についての共通ルール
--- Pawnを除いて、通常のChessと同じ動きをします。Pawnは、縦横の空いているマスに一マス。駒を取るときは、斜めに一マス移動します。
--- Bishop,Rook,Queenは、自分の駒の上と空いているマスの上を移動できます。
--- Knightは、相手の駒を飛び越えられます。
--- 移動後は、相手の駒を取る位置か、空いているマスに移動します。
-- Chessボードは分割できない&br;
必ず(駒が)接続したボードが一つだけ存在するようにしなければなりません。移動した結果、ボードが分断されてしまうような移動は禁止です。
-- Checkの場所への移動&br;
自らCheckされる場所へは移動できません。ただし、相手の効筋にKingが入っても、相手がKingを取ると、ボードが分断されることになるなら、Kingは安全です。そのような場所へは移動できます。
-- キャスリングとアンパッサンはありません
黒の一手目以降は、基本次の2つのことを'''必ず以下の順番で'''、一つの手番内でおこないます。
+ 駒を動かす
-- 駒の働きは通常のチェスと同じです
-- アンパサン、キャスリングが可能です
+ 空いている空間にタイルを一つ移動する
-- 移動する方向は、縦横に一マスです。
-- タイルを移動して、ボードが二つに分断する移動はできません。斜めに繋がっていてもOKです。
-- タイルの上に駒が乗っているものは動かせません。(以下に例外)
-- タイルの

- Passについて&br;
合法手がない場合に限りPassをします。CheckがかけられたPlayerは、Checkを解除できる動きを必ず取らなければなりません。Checkを解除できないなら、他に動かせる駒があってもPassになります。
- Pawnの乗っているタイルは、一つの手番内でPawnを乗せたまま移動させることができ、タイルとPawnの移動をセットにして手番を終えます。この際、先に駒を動かしていてはいけません。Pawnの乗ったタイルの移動が、先の1,2の動作一回と数えます。
- Pawnのプロモーションは、''初期配置の敵方最下段''に到達した時です。
- Checkがかかっているときは、手番のはじめに駒を動かしてCheckを防ぎます。Checkを防がないまま、タイルの移動の結果でCheckを防ぐことは反則です。ただし、Pawnの乗っているタイルを移動したCheckの回避は合法手です。
- Kingは、Checkの掛る位置への移動はできません。先のルールに従い、Checkの位置に移動した後、タイルを動かしてCheckを回避する手は非合法手です。
- 駒はタイルのない空間(riftと言います)を移動できません。Knightは飛び越えられますが、Bishop, Rook, Queenは、riftを越えられません。
- 同じタイルを、お互いに連続して行きつ戻りつさせる移動は、7回までです。8回目で、手を変えないと、Stalemateになります。

* GOAL [#z519413d]
Checkmateはありません、Kingを取りきって((手番で一手を使います。手番Kingが取れても、他に有効な手があれば取らなくてもかまいません。))はじめて、取られたPlayerが脱落します。(([[四人将棋]]などにも見られるルールで、Multi Player Chessでは、自然なルールです。))
通常のChessと同様の勝利、引き分け条件です。

Kingを取ったら、取ったチームのボード上の駒はすべて、取ったPlayerの軍門に下ります。
わかりやすくするため、できる限り、取った人の色のタイルに置き換えるのがよいようです。
Checkmateによって勝ちになります。

最後のKingがボード上に残った人が優勝です。
Stalemate、 駒不足、千日手、[[30手ルール>Chess(欧米他)#g1d95646]]、両者の合意によって引き分けです。

通常のChessと同様、誰も合法手のないStalemate、千日手、 プレーヤーの合意によって
引き分けになります。
その際必要であれば、Q=12, R=5, B=3, N=3, P=1点として、
残った駒の合計ポイントで順位をつけることができます。
((オリジナルルールには、千日手をStalmateと記述していますが、標準Chessで言う所のStalemateは、合法手がない場合はPassするルールが存在するため、生じません。))

* STRATEGY [#od6a937c]
#ref(./TileChess_1closeup2.jpg,left,around,Tile Chess 2 Playerでの大局)
配置のプロセスから戦いは始まります。一般的にはPawnを先に、後に強力な駒を配置するのがよいでしょう。Pawnを一つリザーブしておき、配置の終盤にも出すことで重大な危機を回避することができることもあります。Bishopは、通常のChessと異なり、筋違いに配置せず、連携させるのも一つの作戦です。
タイルの移動によって、敵の強力な駒の効きを防ぐのが有効です。
反面、強力な駒の動きが制限されることと、7回まで同じタイルの同じ位置の奪い合いを認めていることなどから、緩慢なゲーム進行になることがあります。

移動においては、自分の駒の上を移動できる駒が多いことや、お互いの効きにより駒同士が守れるため、陣形はできるだけ固めておくのが有効です。
キャスリングよりも、Kingを基本ボードから離れたの遠方に移動させてしまう方が、安全かもしれません。

Kingをボードの端に単独でおくのは、攻撃対象になりやすくなります。
オリジナルサイトで詳しい[[ストラテジーガイド>http://www.gobeyondchess.com/images/BC_strategy_guide.pdf]]を配布しています。

一見、Kingを追い詰めているようでも、ボードが分断してKingを取りきれない状況が生まれます。Kingだけでなく、目障りなQueenも同様に攻めきれない状況に、もどかしい思いをすることがあるでしょう。
* NOTE [#f5fdbc12]
ボードを任意に組み立てられるので、変則的な形のボードを使った変形Chessのプレーができます。オリジナルのマニュアル中にもいくつかのボードセットアップが記されています。

画期的なアイディアによる、ユニークなゲームです。
また、このタイルを使ってChessだけでなく、別のゲームをプレーするのも楽しいかもしれません。。

* SEE ALSO [#acf71046]
- [[オリジナルサイト>http://www.sjgames.com/tilechess/]]
- [[Hive]]
- [[四人将棋]]
- [[Four-Handed Chess]]
- [[オリジナルサイト>http://www.gobeyondchess.com/]]
- [[Tile Chess]]


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