[Ploy]


#ref(./doubutsu_1closeup.png,right,around,nolink,どうぶつしょうぎ)
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このゲームを、すぐに遊びたい人は、こちら[[Abstract Strategy Games Online]] へ
* HISTORY [#n98f858e]
どうぶつしょうぎは、2008年に日本女子プロ将棋協会(LPSA)より発表・発売されたゲームです。女流棋士の北尾まどか氏が考案、同じく女流棋士の藤田麻衣子氏がデザインを担当しました。盤のサイズは3x4、駒数も4個ずつ、シンプルなルールであるため、短時間で決着がつきます。
2009年初頭から人気に火がつき、一時入手が困難になったほどです。
2010年9月1日より、LPSAからのライセンス提供はおこなわれなくなり、考案・デザインの両名によるライセンス提供になりました。(([[LPSAによるアナウンス>http://joshi-shogi.com/event/doubutsushogi/doubutsushogi_oshirase.html]]))

このゲームは、2009年に田中哲朗氏によって、[[完全解析(強く解決)>アブストラクトゲームと数学#eec61fcd]]されています。

#clear
* BOARD & PIECES [#h65ff1ac]
#ref(./doubutsu_2setup.png,left,around,nolink,どうぶつしょうぎ 初期配置)
ここでは、どうぶつしょうぎの[[旧オフィシャルページ>http://www.joshi-shogi.com/doubutsushogi/]]を参考にルールを記述しました。

|BGCOLOR(#eef):COLOR(#e44):きりん|COLOR(#e44):ライオン|BGCOLOR(#eef):COLOR(#e44):ぞう|
| |BGCOLOR(#eef):COLOR(#e44):ひよこ| |
|BGCOLOR(#eef): |ひよこ|BGCOLOR(#eef): |
|ぞう|BGCOLOR(#eef):ライオン|きりん|

本来は進軍方向に駒を向けて駒を配置しますが、
ここでは便宜上、赤い色と黒い色で、両プレイヤーの駒を区別しています。

3x4のボードを使い、上記のようにセットアップします。
両プレイヤーからみた1段目をそれぞれ自陣とします。

#clear
:ライオン|[[将棋]]の玉です。隣接する8方向のいずれかに1マス進みます。
:ぞう|斜め前か後ろに1マスだけ進みます。[[将棋]]の角に制限をつけた動きです。
:きりん|縦か横に1マス進みます。[[将棋]]の飛車に制限をつけた動きです。
:ひよこ|[[将棋]]の歩です。前に1マス進みます。相手陣まで進むと成り、「にわとり」になります。
:にわとり|[[将棋]]の歩が成ったと金に相当し、金将と同じ動きです。縦・横の4マスと斜め前の2マス(斜め後ろ以外の合計6マス)のいずれかに進むことができます。

- じゃんけんで先手、後手を決め、交互に一手ずつ駒を動かします。
- 自分の駒の進めるマスに相手の駒がいるときは、取ることができます。
- 取った駒は自分の持ち駒となり、自ターンで空いているマスのどこにでも打つことができます。
- ひよこは相手陣まで進むと成り、にわとりに成ります。
(取ったにわとりは、自駒として次に盤上に出すときは、ひよことして使います。)
- 両プレイヤーが同じ手順を3回くり返したら引き分けになります。
- [[将棋]]の「歩」に相当する「ひよこ」について、[[将棋]]の「二歩」(自軍の歩兵がすでにある列に別の歩兵を張れない)に相当する動きも、「打ち歩詰め」に相当する動き(歩兵を張って相手の玉将を詰めてはいけない)も反則ではありません。

* GOAL [#g88b6c2a]
相手のライオンを取るか、相手陣に自分のライオンが入ったら勝ちです。
(相手陣だからといって、入ったすぐ次のターンでライオンが取られる場所に移動することはできません)

* STRATEGY [#y0c93865]
プレイしてみると、[[将棋]]とはまったく別のゲームであることが分かります。

たった4種類しかない駒のうち、[[将棋]]にはまったくない動きをする「ぞう」と「きりん」という駒が2つもあります。

盤が広ければ、斜めのみの動きではたどり着けないマスがあるため価値はもっと低くなりそうですが、「どうぶつしょうぎ」の盤上では、斜めに動くことができる駒は「ライオン」を除いて「ぞう」しかいないため、駒の価値は高くなります。「ぞう」がないと、相手の玉をつめることが難しい局面がでてきたりします。「ぞう」を2つ持ち、Chessでいうところの色の異なるマスにそれぞれ配置できると、局面によっては相手の動きを強く制限できるかもしれません。

また、盤の横幅が狭いため、「きりん」と「ひよこ」の価値はあまり変わらないような感覚です。

[[将棋]]とは別の楽しさを発見できます。

* NOTE [#h2df3f34]
#ref(./doubutsu_4package.png,right,around,nolink,どうぶつしょうぎ パッケージ)
LPSAなどによって、子供、親子を対象にしたイベントなどが数多く開催されています。駒の名称やデザイン、オフィシャル・サイトのルール説明も、子供たちを意識したものになっています。

「ぞう」という駒は、[[シャンチー(中国)]]、[[シャトランジ(ペルシャ,中東アラブ諸国)]]でも使われていますが、いずれも、斜めの動き((厳密には、斜めに1マスは、[[Courier Chess]]のmedieval queenや、[[シャトランジ(ペルシャ,中東アラブ諸国)]]のファルジンといっしょになります。この大きさの盤では、もとの象の動きでは、盤からはみ出してしまいますね⌣))をします。

「ライオン」や「きりん」は、働きも役割もまったく違うのですが、イスラムの影響を色濃く映す中世スペインの[[Grande Acedrex(スペイン)]]にも出てきます。

動物が駒として使われる子供むけの将棋は、他に[[The Jungle Game]](中国語でDouShouQi=闘獣棋)などがありますが、「ひよこ」と「にわとり」は、[[将棋]]の派生中でも他に類をみません([[禽将棋]]でも出てきません&wink;)。

相手陣に入ったら勝ちというルールは、将棋の%%%トライルール%%%((持将棋を避けるため、はじめに相手玉が位置まで自玉が到達したら勝ちというルール。到達直後に玉が取り返されるのを禁じる/禁じないなどのルール派生があります。))((「どうぶつしょうぎ」の考案者の北尾さんが聞き手として出演されている'''2009年9月から2010年3月放送 NHK将棋講座'''で講師を担当するプロ棋士の先崎さん達が、このルール採用の意義を唱えています。))に通じる考え方で、
ゲームが引き分けになる可能性を排除する特徴を持っています。
このルールにより、ゲームはよりスピーディでエキサイティングになります。
このようなルールをもつゲームは他に、[[Alapo]]や当館オリジナルゲームである[[FlipFlop]]、[[RinneTensei]]などがあります。

//当館の[[Abstract Strategy Games Online]]で、どうぶつしょうぎを体験していただけます。

* SEE ALSO [#wc2e25ea]
#related

- どうぶつしょうぎ[[オフィシャルサイト>http://dobutsushogi.net/]]
- 日本女子プロ将棋協会の動物将棋の[[ページ>http://www.joshi-shogi.com/doubutsushogi/]]
- [[田中哲朗氏によるどうぶつしょうぎの完全解析>http://media.itc.u-tokyo.ac.jp/ktanaka/dobutsushogi/]]

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* Feedback [#v67e6338]
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