#ref(./makruk_1closeup.jpg,right,around,マックルック) * HISTORY [#u95472ac] マックルック(Makruk)は、現在も広く遊ばれているタイ独自のチェスの伝承です。マックルックは遅くとも、出土駒から13〜14世紀には興じられていたそうです。 #clear * BOARD & PIECES [#w03b464e] #ref(./makruk_2setup.jpg,right,around,マックルック 初期配置); |ルア|マー|コーン|メット|クン|コーン|マー|ルア| | | | | | | | | | |ビア|ビア|ビア|ビア|ビア|ビア|ビア|ビア| | | | | | | | | | | | | | | | | | | |COLOR(#997):ビア|COLOR(#997):ビア|COLOR(#997):ビア|COLOR(#997):ビア|COLOR(#997):ビア|COLOR(#997):ビア|COLOR(#997):ビア|COLOR(#997):ビア| | | | | | | | | | |COLOR(#997):ルア|COLOR(#997):マー|COLOR(#997):コーン|COLOR(#997):クン|COLOR(#997):メット|COLOR(#997):コーン|COLOR(#997):マー|COLOR(#997):ルア| 8x8のボードを使い、上記のようにセットアップします。 白が先手です。 ** PIECES [#ff744227] :クン(君) | Kingと同じ。縦横斜に一マス :メット(種) | 斜一マス (初手に前二マス移動することができるルールもります) :コーン(根) | 銀将と同じ。前と斜めに一マス :マー(馬) | 八方桂 :ルア(船) | Rookと同じ。縦横任意の距離 :ビア(貝) | 前一マス。駒を取る場合は、斜一マス前方。敵陣三段目に入ると昇格、もしくは二,三段目は任意で一段目は強制のどちらかのルールを事前に決めておきます :ビアガーイ(ビアが昇格したもの)| メットと同じ。 * GOAL [#b500d558] 相手のクンを詰めれば勝ちです。 同じ局面が三回あらわれると引き分け。王手を含む千日手は、攻め側が手をかえなければなりません。 スティールメイトは禁じ手。差し直しです。 ゲームが終盤に近づいたとき、詰めてまでの手数を決めて、その手数以内に詰められなければ引き分けと言うルールがあります。手数の決め方は、 + 双方ともビアが全滅している場合、劣勢の側が詰みまでの手数をカウントすることを要求します。優勢の側は、64手以内に詰めなければなりません。 + 一方がクンだけになり、他方にビアが残っていない場合、以内に詰めないといけません。基本数字決定の条件は、下表を上から評価して、あてはまるものを採用します。 -- 詰みまでの手数 = 基本数字 - 盤上の駒総数 LEFT: |駒の状態|基本数字| |ルア2個|8| |ルア1個|16| |コーン2個|22| |コーン1個|44| |マー2個|32| |マー1個|64| |メット(ビアガーイ)1個|64| その他、双方合意で引き分けとすることができます。 * STRATEGY [#a42d58f8] チェスの仲間のなかでも、マックルックは駒の働きが弱く、テンポがゆっくり進みます。 無駄駒がないように大局観を働かせることが大切です。 対戦して見ると、局面の評価や駒の使い方は、チェスよりも将棋の感覚に近い印象を受けます。 実力が近いと引き分けになることが多い用です。 * NOTE [#u70eebb4] // #ref(Alapo07.JPG) ページ先頭の写真は、木製のマックルック盤と駒。盤の外は、プラスチック製の駒。 * SEE ALSO [#if5e9122] #related * Feedback [#n76799f4] &facebooklike(400x180,action="like",scrolling="yes",show_face="true",layout="standard",colorscheme="light",align="right",float="right",rlmargin="10"); #vote(おもしろい[8],役に立つ[0],興味ない[0],理解できない[0],やってみたい[6],食べてみたい[9]) #vote(おもしろい[8],役に立つ[0],興味ない[0],理解できない[0],やってみたい[6],食べてみたい[10]) //#pcomment_nospam(noname)