[[Abstract Strategy Game Society]] * 第34回 Abstract Strategy Game Society & The Game Party の記録 [#vafc2562] ''開催日'' 2015年4月18日 #ref(./00.png,right,around,nolink,会の様子) ''場所'' 東京五反田 アーヴァイン・システムズ会議室 新規、遠方からの参加者もあり、13名の参加と大盛況でした。 [[inpHeXion]]が、BoadGameGeekの2014年Best Combinatorial Gameが最優秀作品に選ばれ、参加者のみなさんからお祝いの言葉をいただきました。 [[inpHeXion]]が、BoadGameGeekの2014年Best Combinatorial Gameの最優秀作品に選ばれ、参加者のみなさんからお祝いの言葉をいただきました。 //#clear * 第1部 Abstract Strategy Game Society [#gabcbb9e] %%%正規/参考出展%%% |時間|ゲーム|考案者|発表者| |14:10-14:39|Duel Line|山本さん|山本さん| |14:40-15:05|AngleR|土井さん|土井さん| |15:05-15:51|Lag (仮)|川崎さん|川崎さん| |15:51-16:17|(参考) Legio|あいうさん|あいうさん| #clear #br //#div(start,float:right,text-align:left,margin-left:5px,width:40%) //#div(end) #div(clear) |&ref(./01.png,nolink,Duel Line);|&ref(./02.png,nolink,AngleR));| |CENTER:Duel Line|CENTER:AngleR| Duel Lineは、[[31回>Abstract Strategy Game Society/ASGS_Journal_31]]に発表したTallestを最もシンプルにしたボードのゲームです。 簡単に勝ちを見極められそうですが、手順の違いですぐに逆転?→見落してしまう、悩ましいゲームです。わずか11マスのほぼ線形のボード上にも関わらず、基本形からスタートしたゲーム開始直後の選択肢は、15あります。そこから、急激に選択肢が減っていきます。局所部分の形成判断は簡単ですが、全体ではそれらの手順の組み合わせで、局所で有利になると判断していた状況が逆転してしまうこともあります。多くの局面で、こうしたら勝ち、こうしたら負けという両方の手が選択できる状況は、常にはらはらドキドキです。 土井さんのAngleRは、一見シンプルそうな4目並べれば勝ちの配列ゲームです。しかし駒の取り去りも、追加も無く、常に盤上の駒を縦横直線に移動した後、90度方向を変えて、さらに直進しなければならないという動きをしなければなりません。まったく新しい感覚で、慣れるまで先の手を読むのが難しい。攻め続ければ有利を保って一気に勝てそうなゲームに見えます。しかし、慣れると単純な配列ゲーム([[連珠]]でいうところの両端がオープンな4ができているような状況)では勝ちになるような形でも、移動してこられる駒が無くて勝ちにならない形や、双方がそのポジションを取れば勝ちになる形、[[将棋]]でいうところの、詰めろ逃れの詰めろの形など、ゲームとしてとても面白い展開があることに気が付きます。オリジナルの初形に対して、別の配置の検討や、必勝手順の検討がされました。当日の検討では、オリジナル配置がもっとも手が広く、面白そうでした。 |&ref(./03.png,nolink,Lag);|&ref(./04.png,nolink,Legio);| |CENTER:Lag (仮)|CENTER:Legio| 前回パーティー優勝の川崎君は、初出展。Lagは、[[Amoeba]]のボードと駒を使った競争ゲームです。自分の駒が連続しているのかたまりをグループと数え、その数によって自分の駒の移動距離が決まるアイディアが新しい発想です。適当に進めてグループがあまりバラけてしまうと、移動できるところがなくなり負けてしまいます。終盤は、全部の駒をゴールできるかどうかのパズル対決になります。今回提案されたルールをベースに、パスの有無、ボードのサイズ、トポロジーと進行方向、駒の数を検討会で研究しました。検討した案は、それぞれ有力でした。最終的なルールの調整が待たれます。 久しぶりに、富山から参加のあいうさん。今回は相手と、自分のターンが同一の戦略ゲームです。ルールの確認と調整のための参考出展とのことでしたが、アートワークの凝りようはさすがです。 先手、後手がないので、指手を紙に書いてお互い同時に公開します。勝利条件が、相手のKingを打ち取る、相手を全滅させる、相手陣にKingが到達する、相手陣にポーンが入る、など複数あり、同時に生じることもあります。双方の同時に勝利条件が発生した場合は、勝利条件のプライオリティーによって勝敗が決します。 #clear * 第2部 The Game Party [#ac5a06b9] #ref(./10.png,right,around,nolink,優勝の松原さん) 第2部の時間を少し使って、正田さんが Kunizia作のアブストラクトゲーム2作品を紹介してくださいました。 いずれも、家具メーカーにが制作したパッケージとボード・駒。 &ref(./07.png,nolink,パッケージ); パッケージは、なんだか異世界のデザインです。ボードは無駄に大きくて重い、というより家具のように重厚です。Complicaは、[[Connect 4]]のようですが、駒が落ちていくのではなく、押し入れるタイプの配列ゲーム。Prismaは、駒に相手、自分の区別はありませんが、5x5の縦と横にそれぞれのプレーヤーが同色の駒を多くあつめると得点が増えるゲームです。ingeniusの秀作なのかなと思いました。 |&ref(./05.png,nolink,Complica);|&ref(./06.png,nolink,Prisma);| |CENTER:Complica|CENTER:Prisma| 優勝は松原さん、初の栄冠です。2位は正田さん、3位は宮川さんでした。 //#clear * 第3部 Yet Another Game Party [#ac5a06b9] #ref(./11.png,right,around,nolink,Yet Another Game Party) オフィスでゲーム延長戦です。夕食に五反田大衆中華名店の梅林の出前を満喫。デジタルゲーム界からの参加も多かったので、話題は広くとても楽しい夜になりました。 //[[inpHeXion]]が、BoadGameGeekの2014年Best Combinatorial Gameが最優秀作品に選ばれましたので ** おまけ [#c374995f] > ''来月は、第4土曜日(5/23)の開催になります。'' %%%第3土曜日の5/16は、草場さん主催の「なかよし村とゲームの木」にて「なかよし村とアブストラクトゲームの木」に出展します。%%% < ゲームパーツ用に100均で調達したマグネット囲碁。 &ref(./go1.png,nolink,囲碁パッケージ); ボードは、 &ref(./go2.png,nolink,囲碁パッケージ); なんと10路盤です。って、これ将棋盤じゃないですか! で、パッケージをよく見てみると &ref(./go3.png,nolink,いごぎ); ''いごぎ''のルビ?? 「発見したのは、宮川さん」もと、将棋のパッケージをDTP編集で囲碁に直しきれなかったのか? おまけに、5パッケージ購入した内の1つは、 &ref(./go4.png,nolink,一色碁); 白石だけ... とてもめずらしいポータブル「一色碁」です。 みんなで、抱腹絶倒でした。&bigsmile; #clear * Feedback [#mbeef32a] &facebooklike(400x180,action="like",scrolling="yes",show_face="true",layout="standard",colorscheme="light",align="right",float="right",rlmargin="10"); #vote(うらやましい[0],次回は参加したい[0],興味ない[0],理解できない[0],とにかく飲みに行く[1])