Abstract Strategy Game Society
開催日 2016年2月20日 場所 東京五反田 アーヴァイン・システムズ会議室
今年も山本さんのKing's
Valley世界トーナメントが、始まりました。毎月のゲーム会が、トーナメントの日本会場でもあります。
正規/参考出展
時間 | ゲーム | 考案者 | 発表者 |
14:00-14:37 | ウメキュウ | 時田さん | 時田さん |
14:38-15:00 | アプダン | 高田さん | 高田さん |
15:00-15:46 | ホップス | 高田さん | 高田さん |
15:46-16:10 | e-Solo-e Tic Tac Toe | 山本さん | 山本さん |
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ウメキュウ |
時田さんの工作意欲が止まりません。今回は、3Dペントキューブを使った、立体パズル対戦です。ペントキューブをうまく配置して、各階毎に4個以下の地を作っていく新しいスタイルの立体囲碁のようなゲームです。Cubeを埋める (=ウメキュウ) に由来するネーミングで、お寿司のウメキュウを意識した赤と緑の駒がお茶目です。単純に1フロアのことだけ考えていると、複数フロアにまたがって大量得点されてしまうこともあり、これがなかなか面白い。繰り返し遊んで、上達してみたくなる要素満載のゲームでした。
同じ、遊具で別のルールも遊べるようで、今後の発表に期待が膨らみます。
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アプダン | ホップス |
北九州からはるばる来ていただいたの高田さんは、今回が初めての参加です。立体包囲ゲーム2作品を出展されました。
アプダンは、Posit的な発想のゲームです。階の差と自分の駒を使って相手を追い詰めるスタイル。一見Positのようですが、動きはずっとダイナミック。シャトランジ(ペルシャ,中東アラブ諸国)のファルジン、Courier ChessのMedieval Queenや、多くの古チェスに共通のBishop駒に相当する象の駒などが、近代になって働き(動き)が強力になった発展によって、ゲームがスピードアップし、より多くの人々を魅了したのと同様の発展です。
ホップスは、配置するタイルに役割をもたせた、包囲ゲームです。アプダン同様、合法に移動できる範囲であるかぎり、任意の位置まで移動できます。地形に意味を持たせる発想は、山本さんのゲームにもある手法ですが、地形になる駒を配置しながらゲームが進行する新発想です。当初は、特殊地形は1種類だったそうですが、単調さ回避のために上のフロアを一気に飛び越えるジャンプ地形を取り入れて、ゲームがダイナミックになっています。
高田さんも工作の達人。今回出展の2作品「アプダン」と「ホップス」は、駒もボードも大変美しく、手作りとは思えない出来栄えです。1セットずつ博物館に寄贈いただきました。
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e-Solo-e Tic Tac Toe |
山本さんのe-Solo-e、Kick Startarで大成功でした。今回は、e-Solo-eの駒を使った、Tic Tac Toeです。上からだけでなく、横からも見なければなりません。通常の◯✕戦略は通用しません。ミスをしないように配置するパズル的なゲームです。
同点だった川崎君と時田さんが優勝決定戦。同点決勝は先月に引き続き。山本さんのe-SOLO-eで勝負、前回決戦2位の川崎君が雪辱を果たして優勝しました。3位は、土井さんでした。
今回も、第3部まで延長となりました。