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メタマジック・ゲーム―科学と芸術のジグソーパズル

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著者

出版社

白揚社(1990)

Review

本書は著者が「サイエインティフィック・アメリカン」に1981年1月から約2年半連載したコラムをもとに書かれています。800ページ、33章に渡る一大知的地図です。言語における性差別、人工知能言語、マジックキューブ、モザイク美術、ショパンの音楽、ナンセンス文学、自己同一性…ばらばらに見えるテーマは、実は著者の知的なわばり空間「メタマジック・ゲーム」を構成しているのです。 訳者諸氏もあとがきで書いているように、多岐に渡るテーマとその掘り下げ方をみれば、本書の翻訳には並々ならぬ苦労があったことは想像に難くありませんし、苦労の甲斐あってすばらしい翻訳に仕上がっていることは間違いありません。 しかし、参考文献/ゲーデル,エッシャー,バッハ―あるいは不思議の環の繰り返しになってしまいますが、「縦書き」で出版されてしまったことで、本日本語版の価値は、大きく下がってしまったことは否めません。

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Last-modified: 2017-09-09 (土) 23:27:30