Richard L. Frey(寄稿), Geoffrey Mott-Smith(寄稿) Edmond Hoyle(編集), A H Morehead(編集)
Doubleday(1991)
1746年に出版された Short Treatise on the Game of Whistを皮切りに Edmond Hoyle(1672-1769)はカードゲームについてのいくつかのルール本を出版しました。それらがスタンダードとみなされるようになり、彼はカードゲームの権威として歴史に名を残すことになりました。今では英語でHoyleというと、百科事典的な形式に基づいて著された「カードゲームのルール解説書」という意味ですし、according to Hoyle (規則によれば、規則に従って)というフレーズも存在します。
彼の死後に、たくさんのカードゲーム解説書がHoyleの名を冠して出版されました。
本書もそのひとつで、ブリッジ・チャンピオンで権威であった故Geoffrey Mott-Smith氏、 ニューヨーク・タイムスとブリタニア百科事典のブリッジ・エディターであったA H Morehead氏らによって著されました。ブリッジからブラックジャック、バカラまで500以上のゲームをカバーしています。
アブストラクトゲームについては、囲碁とChessについてのみ記述があります。Hoyleを冠した本は、調査等に甘さが残る点も有名で、この本でも明らかな誤りが見受けられます。