Focusは、1963年にSid Sacksonが作成したゲームです。Scientific American誌に発表されたのがはじめです。後に、Sid Sackson自身の著書A Gamut of Gamesにルールや遊具の作り方を掲載しています。
長期間にわたって、大変人気のあるゲームで、Kosmos, Parker Brothers等複数のパブリッシャーから発売されました。最初は考案時と同じFocusの名前でドイツで発売されました。1981年には、アブストラクトゲームとしては大変珍しく、Spiel des Jahres(ドイツゲーム大賞)を受賞しています。その後北米地域では、Dominationという名前で発売されています。
参考文献/世界のゲーム事典には、Stackという名前で紹介されています。
写真のボードを使い、上記のようにセットアップします。
プレーヤーは、それぞれ自分の色を選択しゲームを開始します。(写真中の青と黄色の駒は2 Playerゲームでは使いません。)
手番では、自分の色の駒が一番上に乗っているスタックを移動させます。
移動は、縦横にスタックに含まれる駒の数だけ移動できます。(移動上の間のスタックは飛び越えます。)
スタックを移動する場合、スタック中の任意の数の駒を連続する駒を上から取って移動できます。(例えば、5個のスタックであれば上3つを選んで、3マス移動させる。)
スタックは、5段までしか積むことができません。5段を越えると、 スタックの下から駒を盤上から取り除きます。取り除いた駒に、 自分の駒が含まれていれば、自分のリザーブとして確保しておきます。 相手の駒は、二度と盤上に戻ることはありません。
手番では、リザーブから駒を一つ盤に戻すことができます。 戻す位置は盤上の任意の位置で、すでにスタックが存在していてもかまいません。
手番の時、合法手がなければ負けになります。
パッケージに同梱されている、黄色と青の駒を使って、3 Players, 4 Playersゲームを楽しむことができます。
写真は、ゲームマーケット2010で調達したドイツ語版Parker Brothersのパッケージ。