19世紀にUKで流行した二人用競争ゲームです。 六角形のボードで遊ぶ Queen's Guard は、Agon, Royal Guardsとも呼ばれ、18世紀の終わりにフランスで発祥したと考えられています。
写真のようにセットアップします。(初期状態を交互に駒を配置することで決めるVariantもあります)
それぞれのプレーヤーは、以下の駒を持ってプレーします。
それぞれの駒は、同じ列(中央からの距離が同じ)か、中央に向かって空いている隣のマスに1つ進みます。トラップされたとき以外、中央から離れる方向には進めません。
敵のガードに自分のガードがトラップされた(縦・横・斜めいずれかの向きの直線で、二つのガードに挟まれた)ら、挟まれた場所から一列外側(一列外側のマスがすべて埋まっていて移動不可の場合、そのもう一列外側)の任意の位置に移動させなければなりません(A)。移動は、次の自分の手番を使っておこないます。
クイーンがトラップされた場合は、次の手番を使って、ガードの場合と同様に(A)の移動をおこなうか、または、敵が指定した位置に移動(B)しなければなりません。クイーンがトラップされた場合に(A), (B)どちらのルールを適用するかは、ゲーム開始前に決めておきます。
もし、同時に複数の自駒がトラップされた場合、一度の手番でひとつずつ移動させます。複数同時にトラップされた駒にクイーンが含まれている場合、必ずクイーンを次の自分の手番で移動させなければなりません。また、トラップされている駒が残っている場合は、他の手を指すことができません。
また、2つの敵駒が空のマスを挟んでガードしているとき、プレーヤーはガードされている空のマスに自駒を配置することはできません。ただし、その空のマスに自駒を置くことで、敵をトラップできる場合はその限りではありません。
クイーンのみが中央のマスに侵入できます。
自分のクイーンが中央のマスに入り、周囲を6人の自分のガードで取り囲んだ状態を作れば勝ちです。
自分のクイーンが中央のマスに居ない状態で、6人の自分のガードが中央のマスを取り囲んでしまった場合は、負けになります。
Queen's Guardは、 The Oxford History of Board Games, 世界のゲーム事典, Family Fun and Games, Favorite Board Games You Can Make and Play などに、取り上げられています。