SPOTは、BPSによって、ファミコン(NES)およびゲームボーイのソフトウェアとして製作され、1992/10/16に販売されたゲームソフトです。
BPSは、世界的大ヒットを記録したTetrisの販売権を持つ会社として知られていますが、 2001年3月を持って解散しております。
ゲーム中の駒のアニメーション等で登場しているキャラクターであり、ゲームの名称の SPOTは清涼飲料水「7up」のキャラクター名なのだそうです。
ゲームSPOTの起源は、Amiga(Commodore から発売のコンピューター) 上で発表された Infection です。後にGraeme Devine*1がSPOTとしてリメイク、Virgin Gamesから発売されました。さらに、後にアーケードゲームとしてAtaxxの名称でLelandが世に出しました。その後も、Blobs等たくさん名前を変えてリメークされている、大変人気のゲームです。6角形のバリエーションに、Hexxagonというものもあります。
2~4人で遊ぶ、領地獲得を競うゲームです。
7x7のボードと、 それぞれのプレーヤーは自分の色(赤,青,オレンジ,緑)を持ってゲームを開始します。
ボードの四隅に一つずつ自分の駒を配置してスターとします。 2人プレーの場合は、対角の二ヶ所に一つずつ自色の駒を置きます。
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2Player | 3Player | 4Player |
各プレーヤーは、自分のターンで、次の2つの駒移動を選択して実施します。
移動後の隣接するマスにある、自分の駒以外の駒は、全て自分の駒になります。 ロジカル・カメレオンと類似したルールです。
終局後、多くの領地を取ったプレーヤーが勝ちです。
盤エディット機能により、7x7の領域中のマスを自由に削る、あらかじめプログラムで定められた盤の形状を選ぶことで、異なる形状の盤でプレーすることができます。
AIのレベルは5段階で、最強のLevel5でも、思考は十分に高速です。
基本プレーの他にも、ゲームソフトならではの、アブストラクトゲームとは異なる、特殊効果や演出がたくさんふくまれています。
このゲーム、もちろんボードと駒を用意してアナログゲームとしても遊べるはずですが、 駒を置き換えるなどの煩雑な操作をコンピューターが支援してくれる、 ソフトウェアならではのスピーディーなゲーム進行が魅力です。
このゲームは、ゲームライターの支部長さんに紹介していただきました。下記、「マイクロマガジン社 GAME SIDE Vol.24」誌に氏によるSPOT紹介の記事があります。支部長さん、ありがとうございました。