Abstract Strategy Game Society
開催日 2015年5月23日
場所 東京五反田 アーヴァイン・システムズ会議室
アブストラクトゲームを検討するゲーム会、またゲーム考案について検討する場としてユニークな当会、 ここ数ヶ月、新しい方の参加が増えて喜ばしい限りです。会場も手狭になってきたので、会議室を少し拡張して開催しました。
正規/参考出展
時間 | ゲーム | 考案者 | 発表者 |
14:10-14:30 | Seven Pillars | 土井さん | 土井さん |
14:30-14:54 | Six Buildings | 山本さん | 山本さん |
14:54-15:20 | Go Ark | 政光さん | 政光さん |
15:21-15:47 | B Qube | 勝部さん | 勝部さん |
15:47-16:02 | トライパス | 三浦さん | 三浦さん |
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Seven Pillars | Six Buildings |
Seven Pillarsは、Battle Lineにインスパイアされたアブストラクトゲーム。土井さんの新作です。 Connect 4のような配列ゲームに見えますが、平に配置したキューブを任意の順序で積み上げていきます。序盤手がかりがなさそうな形でゲームが始まりますが、中終盤には見通しがよくなります。並んだ自分の色のキューブの長さが長い物を多く持っているプレーヤーが勝ちですが、得点方式などを取り入れると、中毒性があるゲームになるかもしれません。
Sky Scrapersで、クラウドファインディングをスタートした山本さんは、同様なルールの新作を公開しました。ボード中央に穴があり、その周りに中立の駒を配置することで、ゲームの雰囲気が変わりました。
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Go Ark | B Qube |
Go Arkは、クラウドファンディングで制作したお洒落な囲碁の9路版です。政光さんは、このボードを使って、他にどのようなゲームができるか知りたいと、研究会に持ち込まれました。UpperHandや、Margo、渋などいろいろなゲームを楽しめます。Nestorの渋のボードと駒や、土井さんのマーブルを使ったボードと駒も紹介し、一緒に検討しました。 今後は、オリジナルのルールを募って、ゲームボードに公式ゲーム集としてルールブックを添付していく計画だそうです。
B Qubeは、勝部さんがずっと以前に考案して、身近な人達とプレーしていたというオセロ型のゲームです。ボードと駒が実にしっかりとした作りで、とても驚きです。近くのお風呂屋さんに作っていただいたとか。しっかりとプレーするには、十分な時間が必要なゲームを、短縮版のルールで検討しました。はじめは、ルールを覚えるのが難しい点があるという指摘がありましたが、さまざまな試行錯誤によって作られたゲームだということが伝わるゲームでした。
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トライパス | Books |
三浦さんのトライパスは、以前山本さんが紹介したゲームです。今回は、京都から参加してくださいました。 参加者全員を巻き込んで、1つのゲームをプレーする三浦さんのプレゼンはとても面白く、 はじめてプレーする人も、ゲームを知っている人も夢中になっていました。
中島から、珍しいゲームブックを紹介しました。アメリカ滞在中に入手したものが2点と、スペイン製のもの1点。 あとは、INAXから出たきれいなゲームカタログです。
優勝は、時田さん。39点獲得は、歴代1位です。得意なゲームで勝利を重ねました。
2位は勝部さん、3位は松井さんでした。お2人は、初参加です。
皆さん、ゲームをやり尽くしていないようで、アブストラクトゲームにフォーカスして、延長戦です。