History †
    
    CheGoは、2013年Abstract Strategy Game
    Societyの第11回例会で発表されたアーティスト「あいうエ夫」氏が考案した、駒に働きのある陣取りゲームです。
    氏によると、「囲碁にChessのルールを組み合わせて、ゲームにならないだろうかとの発想から考案したところ、予想以外に面白いと広く反響がありました。」とのことです。
    
    
    Description †
    
    
    Board & Pieces †
    CheGoは、ChessボードとChessの駒を使って2人で遊びます。Pawn(ポーン)の駒だけは、現在の進行方向を示す印を付けておきます。
    
    Game Play †
    
      - 囲碁と同じように、双方白、黒の駒をすべて手に持った状態からスタートします。
 
      - 初手は、お互いKing(キング)を盤上の任意の位置に配置します。
 
      - 以降は、Chessと同じ動きで自分の駒を移動するか、手持ちの駒を盤上の空いている場所に投入します。
      
 
      - 
      囲碁と同じように、中立の領域を自分の駒で囲めば「地」になります。地には、辺でなくても、角の部分でもに接すた駒とみなします。
 
      - 
      地を構成している駒は、相手の駒による移動で捕獲することはできません。逆に、地を構成していない浮き駒は、Chessと同様に相手の駒を取ることができます。
      
 
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      King(キング)は、地の内側に逃げ込むことはできません。必ず、中立のマスか、相手の駒に辺で接していなければなりません。
 
      - Pawn(ポーン)の配置だけは、向きを決めて配置します。
 
      - 取った駒は、相手が同じ種類の駒を持っている時は、交換して再利用します。
 
    
    囲碁と同じく、コウとアタリがあります。
    
    
    ゲームの終了 †
    
      - King(キング)を包囲した時、Checkmateした時
 
      - どちらかのプレーヤーが、ボードに投入する駒がなくなったとき
 
      - プレーヤーパスし、次のプレーヤーが続いてパスしたとき
 
    
    
    Goal †
    
      - King(キング)を包囲、Checkmateしたプレーヤーの勝ち
 
      - 地の多いプレーヤーの勝ち
 
      - 地が同じ場合は、持ち駒の価値の高い方                   
 
    
    
    Variant †
    
    コウとアタリを採用しない、すぐ初められる簡単ルールでプレーしてもかまいません。
    
    Note †
    陣取りゲームで、駒に働きがあるゲームは珍しく、いずれも世界的に人気のあるChessと囲碁を組み合わせて、うまくバランスがとれています。最初は、すこし複雑そうに見えますが、プレーしてみるとルールは明快です。しかし、勝つための戦略はなかなか難しく、じっくり遊べる奥の深い秀作です。
    ルールの詳細や、分かりやすい解説はオフィシャルサイトを御覧ください。
    
    SEE ALSO †