Fisheryは、漁場をモチーフにして、2014年Abstract Strategy Game Societyの第25回例会に発表された土井佑紀氏考案の陣取りゲームです。
例会ですでに同氏によって発表された陣取りゲームを洗練させ、多くのクリエーターからも秀逸な陣取りゲームと高評価を得た作品です。
Fisheryは、2人で遊びます。
9x7ボード | 船駒 それぞれ6個 | 網駒 それぞれ30個 |
ボードは、グリッドボード(9x7のサイズ*1)を使います。船駒は、ボードのセル内、網駒はグリッドの辺上に配置します。
駒は、各プレーヤーの色(黒と白)があります。
黒が先手です。
Phase1 船の配置 先手、後手、交互に自分の船を1つずつ、ボード上の空いているマスの中に配置します。パスはできません。
それぞれの船を起き終えたら、Phase 2に移行します。
Phase2 網の配置 先手後手、交互にグリッドの辺上に、以下のルールに従って網を配置するかパスを行います。
網と盤端によって区切られた領域を漁場と呼びます。漁場を作る際には、以下のルールに従わなければなりません。
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配置ルール |
両プレーヤーがパスすると終局です。
獲得した漁場(マスの数)が多いプレーヤーの勝ちです。 漁場は、その領域に船を多く配置しているプレーヤーのものになります。同数の場合は、どちらのものでもありません。
得点が同点の場合は後手(白)の勝ちです。
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終局の図 |
Dots and Boxes同様、紙とペンでも遊べるゲームです。(Fishery PP)