La Trelは、伝統的なゲームChessとCheckersを組み合わせたルールをもつゲームです。Richard Morganによって考案され、1994年にASS (Altenburger und Stralsunder Spielkarten-Fabriken)およびMillennium 2 Games Limitedから発売されました。
1995年のドイツゲーム大賞に推薦されました。
パッケージに含まれる遊具を使って、2つのルール(Basicゲーム, Advancedゲーム)のゲームを遊べます。
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Basicゲームの初期配置 | Advancedゲームの初期配置 |
それぞれ、8x8のボードを使い、上記のようにセットアップします。
先手の初手は、必ずDefenderを動かさなければなりません。
移動方向上に、相手の攻め駒があり、その1マス先のマスが空いているときに、Checkersのように相手の攻め駒を飛び越えて駒を取ることができます。
Basicゲームでは
飛び越えた後は、方向を変えて移動することもでき、Checkersと同様に、連続ジャンプによる複数駒の捕獲もできます。Checkersと異なる点として、取れる駒があっても、必ず駒を取らなければならないわけではありません。Checkersの連続ジャンプように相手駒が1つおきに連なっていないで進路上に敵の攻め駒が存在していれば、一手で複数の駒を捕獲できます。そのため、大変スピーディーにゲームが進行します。
四隅にいる敵の攻め駒をChessと同様にそのマスに入ることで取ることができます。
Advancedゲームでは
四隅の相手攻め駒は取れません。
また、連続ジャンプによる複数駒の取得も認められていません。
駒はいずれも、取り捨てです。
パスはできません。
同じ局面が3回出現する手を指すことはできません。(千日手の回避義務)
Basicゲームでは
相手の攻め駒をすべて取るか、相手の残りの攻め駒を3個以下にして、それらすべてブロックした場合は勝ちになります。
Advancedゲームでは
相手の攻め駒をすべて取るか、相手の最後の攻め駒を動けなくすれば勝ちです。 相手の攻め駒が2つ以上残っている場合、相手の攻め駒を全てブロックしてしまうと引き分けになります。
ページ先頭の写真は、ゲームマーケット2010で入手したASSから発売されたパッケージ。