ニップ(NippまたはNip)は、円形盤で遊ぶOthello&Reversiです。 Nippと綴るのが正しいのか、Nip(英語で「挟む」の意味)が正しいのか、不明です。
日本発祥のゲームのようですが、いつ誰によって考案されたものか、不詳です。
館長の知る限りでは、発売されている製品版ニップは、現在株式会社ハナヤマのゲーム・コンパイレーションである「ダブルクインテット NEO」および「ゲーム 12(トエルブ)」に収められているのみです。
石はオセロと同じものを使いますが、ニップの盤は円形でマス目が52個です。
このゲームでは、石をマス目ではなく線の交点に置きます。
初期配置は、写真のような状態にし、黒から打ちはじめます。
試合終了後、石(駒)の数の多い方が勝ちです。同点の場合は引き分けです。
遊んでみるとすぐに分かるのですが、基本ルールはオセロやリバーシと変わらないのに、ニップは、その「盤が円形(=隅がない)である」ことで、ゲームプレイが大きく異なります。 ニップでは全ての方向(縦、横、斜めに加えて円周上でも!)の駒をひっくり返すことができるため、終局直前の大逆転が起こりうるのです。
ダウンロードできるリソースには、印刷して使える盤を掲載してあります。