Spanish Checkersは、Damas Españolaとも呼ばれています。 盤と駒の数はEnglish Draughts (American Checkers / Straight Checkers)と同じですが、ルールはほぼContinental Checkers (International Draughts/International Checkers/Polish Draughts/Polish Checkers)といっしょです。
ポルトガル、南米の一部、カリブ諸島、また、チュニジア、アルジェリア、モロッコなど北アフリカでプレイされています。
Checkersの仲間に共通(=もっとも一般的)のルールは、Checkersの仲間の「Checkersの仲間に共通のルール」をごらんください。 ここでは、「共通のルール」には記載されていない、Spanish Checkers(Spanish Pool Checkers)特有のルールについて書きます。
8x8のChess盤とChecker駒(黒白12個ずつ)を使い、セットアップします。
ただし、Chess盤は、通常とは逆に、左端隅に明るい色のマス目となるように置いて使用します。
白が先手です。 Kingに昇格するまで斜め前に1マスずつしか進めません。開いているマスにのみ、移動することができます。
昇格する前でも、捕獲時に限ってバック(斜め後ろへの移動)が可能です。
複数の捕獲ルートがあるときはより多くの駒(King駒が捕獲できる場合は、捕獲できるKing駒の数を優先します)を捕獲できるほうを選択しなければなりません。
すべてのジャンプが終了するまで、盤上から駒を取り除けてはいけません。
Kingに昇格後は、斜め前方後方に好きなだけ進むことができるようになります('Flying King')。 連続ジャンプの途中でKingに昇格した場合、そこでジャンプは終了し、以降の動きは次のターンにおくります。
Kingは、捕獲後も継続して動くことができ、移動後に向きを変えて連続捕獲することも可能です。向きを変えてジャンプした結果、すでに飛び越えている同じ駒を飛び越えることはできません。
バックして捕獲することができる敵駒があれば必ずバックして捕獲しなければなりませんが、ひとつの捕獲ルートの中でいったん敵陣のベースラインに達してから捕獲のためのバックをした場合、このターンでは、成ることができません。成るのは、次以降のターンで再度敵陣ベースラインまで前進してからになります。