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HISTORY

Surakartaは古くからインドネシアで遊ばれているゲームです。オリジナルの名前は、Permainanですが、製品として1970にフランスで発売されたとき、ジャワ島の中部の街の名前にちなんでSurakartaとされました。

また、参考文献/The Book of Classic Board GamesにはRoundaboutsの名称で掲載されています。Roundabout(ラウンドアバウト)は、英国でよく見られる高速道路等の合流方式で、車がループを回ってから合流する道の構造です。Surakarta独特のボードとルールからRoundaboutを連想できます。

参考文献/世界のゲーム事典にもラウンド・ア・バウト(スラカルタ, Surakarta)として掲載されています。*1

BOARD & PIECES

Surakarta初期配置

図のようなボード上に、先手後手それぞれのプレーヤーが12個ずつ自色の駒を配置してゲームを開始します。*2

プレーヤーは、手番で次のように駒を動かします。

  1. 駒に隣接する交点に駒を移動します。(1マス、縦横斜めに移動する)
  2. 相手の駒を取るときは、必ずボードの回りのループを線に沿って進み、同一線上の駒を確保します。この際は、1マスだけでなく、同一線上にある相手の駒の所まで、何マスでも進むことができます。ただし、途中にある駒を飛び越えることはできません。

Surakarta駒の移動   Surakarta駒の捕獲

GOAL

相手の駒を全て取ったプレーヤーが勝ちです。

合法手が無くなったり、千日手の状態になった場合は、ボード上に多く自分の駒が残っているプレーヤーが勝ちです。

通常は、残った自分の駒の数を得点として、複数回ゲームをプレーします。最終的に、事前に定めたルールで勝者を決めます。

  1. プレーするゲーム数を決めて、合計点が多いプレーヤーの勝ち
  2. 到達する得点を決めて、先にその得点になったプレーヤーの勝ち。目的の得点になるまで、ゲームを繰り返しプレーします。

STRATEGY

駒を取るため、ループに突入できるポジションを確保し、相手駒に取られるポジションに自駒を置かないように注意します。

NOTES

Surakartaのボードの形状はたいへんユニークです。囲碁Chessの派生として、トーラス形状等の異なる形のボードで遊ぶことはよくありますが、Surakartaのように、ボード形状の特性を捕獲する制限としているゲームは、他にあまり例がないのではないでしょうか。

日本では入手が難しいようなので、印刷して使えるSurakartaのボードを用意しました。ダウンロードできるリソースからダウンロードできます。

SEE ALSO

Last-modified: 2020-06-15 (月) 00:29:44