このページでは、RTS(Real-Time-Strategy-Games)を紹介します。
日本では、あまり人気のないジャンルですが、米国には幅広いファンがいます。
特に、ゲーム業界人へのウケがよく、CGDC(Computer Game Development
Conference)などで意見交換したり
しても、「次はRTSを作りたい」という人や、人気作の続編を待ち望む声が大きかったです。
かく言う館長も、雑誌のインタビューなどでも、「次の作品に関わるならRTSです。」とか言っていました。
RTSは、自分の経済や国家を作り上げる作業と、攻撃守備といった戦争行為、また新天地や重要な物を見つける といった索敵・探索をリアルタイムでおこなう、非常に忙しいコンピューターならではのゲームです。
2010/7/27についに、StarCraft IIが発売されるました。
いまのところ、日本では英語版を輸入したものが入手できます。
膨大なデータ量で、インストール時に12GBのディスクを消費します。 DVD内の圧縮データを解凍しながらインストールしますので、数十分かかります。
まだ、キャンペーンの一部分しかプレーしていません。というのも、 とにかくキャンペーンシナリオがたくさんあり、長時間必要です。 前作では、マルチプレーするためにゲームルールを覚えるための チュートリアルとしての位置づけ程度といったキャンペーンが、 本作では、ミッション毎の挿入フル3Dムービーや、ミニゲーム、 アドベンチャー要素など、盛り沢山です。
ゲームプレー、インターフェース、操作感はStarCraftと違和感がないよう工夫されています。前回のユニットやストラクチャーが同じようにあり、新規に追加されたものと、整合していますので、従来ファンも楽しめるのではないでしょうか。
Irvine, CAにオフィスのある、Blizzard*1社の大ヒット作です。Orc対Humanで、同時8人までプレーできます。 シリアスなゲームの中にコミカルな表現が特徴的です。特にOrcの動きが本当に滑稽です。
AIを相手にゲームプレーを習得したら、すぐに対人でプレーするべきです。AIはそれほど賢くありません。
上達した者同士で対戦すると、最終的に手詰まりになることが多いゲームでした。
後に、WarCraft IIIが発売されましたが、ルールが複雑になりすぎたことと、強力なキャラクター Herosが 登場したことで、大味な仕上がりになってしまいました。
こちらもBlizzard社の製品。WarCraft IIの後に発売されました。前作から、まったくモチーフが異なり、 Sci-Fiワールドです。映画Star Ship Troopersにinspireされたらしいです。
ゲームは、WarCraftに比べて、よりスピーディーな操作を要求されます。より、スポーツ性が高いゲームになりました。
Blizzard社は、館長のUS滞在時のオフィスと近隣だったため、数回訪問しあったことがあります。
オープンな会社(米国のゲーム会社はだいたいオープン)で、都度、ゲームのできぐあいやCGによるMovieなどを
見せてもらいました。WarCraft IIもStarCraftも大体4年かけて作られているのですが、ゲームの基本機能などは、
はじめの3〜6ヶ月ぐらいでできあがってしまうそうです。後のほとんどの時間は、ゲームバランスの調整に費やされる のだとか。
...大作ですね...
韓国など、米国外でも大ヒットしたRTSの王とでも呼べる傑作です。
Age of Empires(AoE)は、Microsoft*2から発売の、人類文明史をモチーフにしたRTSです。現在(2009)の最新作は、Age of Empires IIIです。
AoEは、初代作と2をプレーしました。RTSでは後発ですが、いずれも傑作です。
Blizzardの作品と異なり、対人プレーだけでなくAI相手の対戦や歴史シナリオによるキャンペーンが楽しいゲームです。 どちらかというと、俊敏な攻守の対応よりも、都市や文明の発展と維持に重きを置いたゲームです。
Real-Time Strategy Game Programming Using MS Directx 6.0
微妙に古いプラットフォームですが、RTS開発のためのプログラミングテクニックが満載です。