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HISTORY

King's Court初期配置

Western Publishing Company (Racine, Wisconsin, USA)から、1989年に発売されました。日本では、株式会社シュウクリエイションが日本での販売ライセンスを得て、1990年、ポケッタブル・シリーズの1つとして発売しました。*1

Checkersのように、頭上を飛び越えて敵駒を捕獲してゆくゲームです。

オリジナル英語版のマニュアルに掲載されている'The Story of King's Court'の翻訳のようですが、日本語版のマニュアルには、次のような解説があります:

「Richard王の時代、英国では、宮廷に多くの腕自慢の騎士たちが集い、勝ち抜き戦で試合をおこなった。試合は時にエスカレートし、宮廷の外にまで広がって乱戦となった。 あるときシュルボーンのルドラー卿が新しく - 各地方から24人の騎士を選んで縦横100フィートの正方形の区画の中で戦う、区画の外でも戦うことはできるが、各チーム最低1人は、中央のスペースに残っていなければいけない - というルールを導入し、戦いはより白熱し、観客たちは夢中になった。この戦い方はそのうち一般的になり、誰もが楽しめるショーとなった。中央の区画はCheckers模様のすばらしいものになった。その後、何百年もの時を経て、その伝統が、King's Courtに受け継がれている。」

BOARD & PIECES

写真のような、中央に4x4のKing's Court(日本語版ではセンターコート)のある、8x8の盤上で、ベージュとグリーンの駒各24個ずつを使って遊びます。

ベージュが先手です。双方、初手以降は、必ず一つ以上の自駒が、King's Courtに存在していなければなりません。

駒は前後左右に1マスずつ動かします。斜めには動かしません。 また、隣接するマスに自駒か敵駒があり、そのすぐ隣のマスが空いているとき、ジャンプすることができます。ジャンプも縦横方向のみで、斜めにはできません。

頭上をジャンプした敵駒は、捕獲します。頭上をジャンプした自駒は、そのまま盤上に残します。

両プレイヤーは、初手で自駒のどれかをKing's Court(日本語版ではセンターコート)に入れることになります。初手では、敵駒をジャンプすることはできません。

後手のグリーンは必ず、先手のベージュと対辺から、King's Courtに入らなくてはなりません。(ベージュの駒が入った辺と交わる辺から入ってはいけません。)

プレイヤーは自分のターンで、自駒を空いているマスに移動するか、他の駒をジャンプして移動します。1度ジャンプした後に着地したマスから続けてジャンプすることができる場合、1ターンで連続ジャンプも可能です。1ターンで複数回ジャンプをおこなう場合、ジャンプの方向は1方向でなくてもかまいません。

自分のターンでは必ず駒を動かさなければなりません。(パスはできません。)

GOAL

King's Courtに自駒を1つ以上残しながら、相手の駒をすべて捕獲したほうが勝ちです。 自分の駒がすべてKing's Courtからなくなったら、King's Courtの外にいくら自駒が残っていても、負けです。

STRATEGY

スピーディでとても楽しいゲームです。 King's Courtの外での戦いは、直接的には勝敗に結びつかないので、外側の駒は内側の駒を攻める役割になります。序盤は、敵駒をいかに減らすか。中盤からは、コートの中と外に、よい位置に適切な数の駒を配置することが勝敗を分けます。

CheckersAlquerqueとちがって自駒をジャンプできるというルールをフル活用して戦略をたてることも重要です。

SEE ALSO

Last-modified: 2023-07-30 (日) 00:30:33