Continental Checkersは、International Draughts, International Checkers, Polish Draughts, Polish Checkersとも呼ばれる、Checkersファミリーの中でもっとも代表的なゲームです。
このゲームは、フランス、ベルギー、オランダ、ポーランドなど、ヨーロッパ大陸で広くプレイされているCheckersです。西インドの島々やアフリカの一部の国々でも遊ばれています。Polish Draughts/Checkersという名前で呼ばれることもあるのですが、ポーランドではなく、フランスで発明されたゲームです。
Alquerqueが発展して12世紀ごろ南フランスで生まれたCheckersに、「敵駒を捕獲できる際は強制的に捕獲しなければいけない」というルールが導入されて、現在のContinental Checkers*1になりました。
Checkersの仲間に共通(=もっとも一般的)のルールは、Checkersの仲間の「Checkersの仲間に共通のルール」をごらんください。 ここでは、「共通のルール」には記載されていない、Continental Checkers (International Draughts/International Checkers/Polish Draughts/Polish Checkers) 特有のルールについて書きます。
10x10のボードと、黒白それぞれ20個の駒を使います。白が先手です。
Queen(その他のChekersファミリーと違って駒は、Kingではなく、Queenに昇格します)に昇格するまで斜め前に1マスずつしか進めません。 開いているマスにのみ、移動することができます。
Continental Checkers (International Draughts/International Checkers/Polish Draughts/Polish Checkers) では、昇格する前でも、捕獲時に限ってバック(斜め後ろへの移動)が可能です。
複数の捕獲ルートがあるときはより多くの駒を捕獲できるほうを選択しなければなりません。
すべてのジャンプが終了するまで、盤上から駒を取り除けてはいけません。
Queenに昇格後は、斜め前方後方に好きなだけ進むことができるようになります('Flying King')。 連続ジャンプの途中でQueenに昇格した場合、そこでジャンプは終了し、以降の動きは次のターンにおくります。
Queenは、捕獲後も継続して動くことができ、移動後に向きを変えて連続捕獲することも可能です。向きを変えてジャンプした結果、すでに飛び越えている同じ駒を飛び越えることはできません。
バックして捕獲することができる敵駒があれば必ずバックして捕獲しなければなりませんが、ひとつの捕獲ルートの中でいったん敵陣のベースラインに達してから捕獲のためのバックをした場合、このターンでは、成ることができません。成るのは、次以降のターンで再度敵陣ベースラインまで前進してからになります。