FIRE and ICEは、Jens-Peter Schliemannによる考案で、タイのPin International Co., Ltd.が2001年に制作、米国のOut of the Box Publishing Inc.から発売されている二人対戦アブストラクトゲームです。
FIRE and ICEは、ゲームボードのモチーフに、Fano Planeと呼ばれる図形を用いたユニークなデザインのゲームです。
写真のような、おむすび型の7つの島を持つ専用のボードを使ってプレイします。 それぞれの島には、やはり7つの穴が開いていて、赤のペグ(FIRE)と青のペグ(ICE)が配置できるようになっています。
初期配置では、真中の島の真中の穴にFIREペグを挿入した状態にし、残りのペグは、FIRE, ICEを分けて、ボード上の二つの溝に入れておきます。
どちらのプレイヤーがFIRE, ICEを受け持つかを決めます。
ゲームは、FIREから始めます。
それぞれのの手番で、FIRE, ICEのプレイヤーは、手番で次の二つの操作をします。
パスはできません。
島に描かれている線上を三つの同色の駒が並ぶと、その島は並んだ色の支配下に置かれます。支配するパターンは、写真の7通りです。*1
支配された島にある、ペグは、支配に必要な3つのペグを除いて、移動ルールに従って移動させることができます。
島の支配と同じように、線上の三つの島を支配(同じく7パターン)したプレイヤーが勝ちです。
支配すべき島に集中します。手番で、支配できそうになったからといって、重要でない島を支配しても、勝利には結び付きません。
FIRE and ICEは、よくある、グリッドやHex上に配列を作るゲームとは一線を画すユニークで数学的に美しい構造を持つ、目的の配列を目指すゲームです。
QUADTRIAが同じパブリッシャーから発売されています。