Halma (ハルマ)は、1880年代に考案され英国を中心に流行しました。WikiPediaなどによると、1883年もしくは1884年に米国ハーバードメディカルスクール成形外科医のGeorge Howard Monksによって考案されたとする説もあります。
Halmaはギリシャ語で、ジャンプの意味です。
流通していたHalmaの遊具は、紙やプラスチック製の安価なものや、合板にチェッカー模様の彩色をして、マスの中央に穴が空けてあって、骨や象牙のペグ状の駒を用いた高級なものがあります。
このゲームは、後にChinese Checkers / ダイヤモンドゲームの誕生のきっかけになりました。
2人で対戦することも、4人で対戦することもできます。 ここでは、2人プレーを紹介します。
それぞれのプレーヤーは、自分の色を選びます。
16x16のボードを使い、図のようにそれぞれのプレーヤー19個の駒を配置します。 初期配置にある、駒のかたまりの位置をキャンプと呼びます。
各手番で、プレーヤーは駒を移動させます。
一度対岸のキャンプに着いた駒は、そのキャンプを出ることはできません。
自軍を全て、対角線上の反対に位置するキャンプに、 先に移動したプレーヤーが勝ちです。
Halmaは4人でも遊べます。4人でプレーするときは、右図のように配置します。
他にも、16x16ボードは入手しにくいこともあり、8x8のChessボードや 10x10のCheckersボードを使ってプレーすることもあります。その場合は、 通常それぞれのプレーヤーは8x8→10個、10x10→15個の駒を持ってプレーします。
格五や跳び将棋 / 跳び碁と共通するルールを持つゲームですが、これらを起源とするゲームであるといった証拠・記録はありません。