HISTORY †
Don Green氏のデザインで、1999年にGreat American Trading Company
から発売されました。2000年にBest New Abstract Strategy Game を受賞しています。
BOARD & PIECES †
写真のボードを、OCTIマスが各プレイヤーの前に並ぶように置き、各自7個の自駒と25本のペグをもってゲームを開始します。
駒には8つの穴が開いていて、各穴にペグを差し込むことができます。駒は、ペグを差し込んでいない状態で盤上に置かれます。
各プレイヤーは初期配置で、自駒を1つずつ、自陣の3つのOCTIマスに置きます。残りの4つの駒は、25本のペグといっしょに手元にリザーブします。
駒は、矢印が常に敵陣に向くように、マスの上に置きます。
以降、各プレイヤーは、自ターンで、以下のいずれかのアクションをとることができます:
- 盤上の自駒にペグを差し込む
- 盤上の自駒に差し込んだペグを差し換える
- 自駒を動かす
- 他の駒の頭上をジャンプする
- リザーブ、または捕獲した駒から、盤上に新たに駒を出す
駒は、以下のようなルールにのっとって動かします。
- 駒は、ペグが突き出している方向に動く/ジャンプすることができる
- ペグは自駒にしか差し込むことができない
- ペグの差し替えは、同じ駒の中でおこなう
- 駒は空いている隣のマスか、自駒がいるマスに、1マス動かすことができる
- 駒は敵駒のいるマスには動かすことはできないが、自駒は同じマスにいくつでもスタックすることができる
- 隣のマスに自駒、または敵駒があり、そのすぐ次のマスが空いていれば、その駒をジャンプすることができる
- ジャンプは強制ではない
- ジャンプした駒は、そのターンの最後で、捕獲することができる
- ジャンプ時の捕獲は強制ではない
- 1ターンでの連続ジャンプは可能だが、同じマスを複数回ジャンプすることはできない
- 1マスにスタックされていた複数個の駒をジャンプした場合、全ての駒を捕獲することができる
- スタックされた自駒同士で互いにジャンプすることはできない
- スタックされた複数の自駒は、同時に動かす/ジャンプさせる
- スタックされた複数の自駒は、1ターン内で同一方向にジャンプしてよい
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スタックされた複数の自駒を同時に動かす/ジャンプさせる場合、動かす/ジャンプさせる方向は同一方向でなくともよい
- 捕獲された駒は、リザーブとは分けて手元に置いておく
- 捕獲した駒に差し込んであったペグは、すべて自分のものとする
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リザーブから自駒を盤上に出すときは、自陣のOCTIマスか、自駒が占拠している敵陣のOCTIマスのどれかに出す
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敵陣のOCTIマスを占拠するたびに、敵に捕獲された自駒をひとつ解放し、自駒が配置されたOCTIマスのいずれかにスタックすることができる
GOAL †
先に敵のOCTIマスをすべて占拠したほうが勝ちです。
VARIANTS †
オリジナルのマニュアルに、チーム・プレイの遊び方が掲載されています。
また、同梱されている白色のペグを、駒の移動の権限を強くする働きをもつスーパー・ペグとして使用するオプションもあります。
NOTE †
各駒に働きを持たせているところはChessに、他の駒の頭上をジャンプするところはCheckersに、駒をスタックするところはLascaにそれぞれ似ています。
このゲームのルールの面白さを楽しむ前に、手番でプレーヤーがなすべきことが多く、将棋や碁などの他のアブストラクトゲームのように「ビシッ」とはいかない点は、ボード上でプレーする上での気持ちよさを打ち消してしまっているところが少々残念なところです。コンピュータープレーなら、こういった課題を解決して快適にプレーできるかもしれません。ぜひ、オフィシャル・サイトでゲームの面白さを体験してみてください。
SEE ALSO †