Oware (オワレ) はGhanaのナショナル・マンカラ・ゲームです。Owareとその派生は西〜西央アフリカの広い地域、カリビアン諸国、南アメリカのブラジル, ギニヤ, スリナムなどで遊ばれており、Owareという名称の他に多くの別の名前があります。近年では、こうした地域からの移民社会を中心に、欧米でも大変人気があります。
Abapa, Adji,Kui, Aghi, A-i-ú, Alé, Aualé,Awalé, Aware, Awari, Awélé,Ayo, Ayoayo, Ayo Olopon,Coastal Oh-Wah-Ree, Dagbo-prou, Huri, Kale, Kboo, Kpoo,Kuoless, Langa-holo, Òrè, Ori,Ôrim, Orôá, Oura, Oure, Ouri,Ouril, Ourin, Owani, Owari,Poo, Uale, Uali, Uri, Urim,Urin, Urinca, Wahree, Walé,Walle, Waré,Wari,Warra(USA),Warri(Antigua,Barbuda), Wa-wee, Woaley, Woll,Wolo, Wora, Wori, Woro,
Oware は6つのピットが2列並ぶボードと48個の種で遊びます。先手(first player)は左側、または下段の6つのピットを自陣とします。
種は各ピットに4つずつ配置されています。
プレイヤーは、2人で交代に種を移動します。
プレイヤーは自分のターンで、自分の6つのピットのうち1つを選び、そこにある種すべてを取り、次のピットから反時計回りに1つずつ落としてゆきます。
種が12個以上あるピットからターンを開始する時は、そのピットへの種蒔きはスキップされます。
最後の種が相手のピットに蒔かれ、かつそのピットの種の数が、そのターンの種蒔きの結果として2個、または3個になった場合、プレイヤーはそのピットの種を捕獲します。 このとき、最後から2番目、3番目、4番目、5番目の種も相手ピットに蒔かれ、かつそのターンの種蒔きの結果として2個、または3個になった場合、プレイヤーはそれらピットの種をすべて捕獲します。
しかし、1つのターンで、相手の種をゼロにしてしまうような捕獲は無効となり、種は相手のピットに残ります。
相手のピットがすべて空になった時、プレイヤーはそのターンで相手のピットに種を落とさなければなりません。もしもそれができない場合、ゲームは終了し、自分のピットにある全ての種は相手に捕獲されます。
どちらかのプレイヤーに合法手がなくなったとき、または、どちらかのプレイヤーが25個以上の種を取得したとき、ゲームは終了です。
どちらかのプレイヤーに合法手がなくなってゲームが終了した場合、相手プレイヤーが残ったすべての種を捕獲します。
より多くの種を取得したプレイヤーが勝ちです。獲得した種の数が同じであれば、引きわけです。
取られるポジションを作らない、保守戦略が基本になります。特に、Comboによる連続獲得には注意しましょう。逆に、獲得できるチャンスは見落とさないようにします。
獲得するためには、相手のピットで2個か3個の形をつくらなければならないので、トラックを一周するほどたくさんの種が入っているピットは、攻めのポジションとしてはあまり望ましくありません。そうしたポジションは、そのピットの種をまいた後に、相手に取られないようなタイミングを見て、数を減らしておきましょう。
Owareは最も伝統的で、広く遊ばれているマンカラの1つですが、上達してくると先述の保守戦略が中心となり、ゲームが終局するまで、ゆっくりとした展開になることが多いゲームです。特にオリジナルルールでは、終盤で種の数が減ってくると、永遠と終局しなくなるようなパターンにも陥ることもあります。
Mancala Clubでは、こうしたOwareルールの欠点を調整するため、独自のハウスルールを提案しています。