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HISTORY

シャトランジ

シャトランジ(Shatranj)は、6世紀ごろから中東アラブ諸国で普及した、現在のチェスのルーツです。最盛期は8世紀ごろだと言われています。

チェス史を考察する上で、シャトランジを現代チェスおよび派生における起源としてとらえるため、とても重要なチェスとして研究されています。

(出土品は入手困難で、写真はレプリカです。)

BOARD & PIECES

シャトランジ 初期配置
ルク アスプ ピル シャー ファルジン ピル アスプ ルク
プジャダ プジャダ プジャダ プジャダ プジャダ プジャダ プジャダ プジャダ
               
               
               
               
プジャダ プジャダ プジャダ プジャダ プジャダ プジャダ フー フー
ルク アスプ ピル シャー ファルジン ピル アスプ ルク

8x8のボードを使い、上記のようにセットアップします。



shatranj_4pieces1.jpg
シャー(王)
Kingと同じ。



shatranj_4pieces2.jpg
ファルジン(将)
斜に一マス。



shatranj_4pieces3.jpg
ピル(象)
斜に二マス。経路途中の駒を飛び越えられる。



shatranj_4pieces4.jpg
アスプ(馬)
Knightと同じ。



shatranj_4pieces5.jpg
ルク(車)
Rookと同じ。


shatranj_4pieces6.jpg
プジャダ(兵士)
前に一コマ。初手特典なし。駒を取る時は、斜前に一コマ。敵陣最下段に至ると、ファルジンに成る。


キャッスリングはありません。

GOAL

相手の王を詰めれば勝ちです。

裸のシャーは負けです。ただし、次の一手で相手を裸のシャーにできれば引き分けです。

スティールメイトは、シャーと相手の効きマスになっていない自分の駒と場所を一手で交換できます。残っている駒が、すべて相手の効き筋に入っている場合は負けです。

STRATEGY

古代のチェスは駒の働きが弱く、テンポがゆっくり進みます。

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Last-modified: 2022-11-12 (土) 14:40:37