チャンギ(Janggi)は、韓国の将棋です。
10世紀ごろシャンチー(象棋)が中国から伝播し、李氏朝鮮時代(14世紀終わりから20世紀はじめ)にシャンチーとルールの違いのあるチャンギができたそうです。
チャンギでは、各駒をいつも線と線の交点に置きます。全部で、縦に10、横に9の計90点の交点がありす。 上下二つにある、斜めの線が交差している所を宮(クン)といいます。 馬と象の位置以外の駒は、図のように配置します。 馬と象の位置は、左右個別に入れ替えることができます。(馬-馬,象-象のように隣り合うのは禁止)
漢が先にすべての駒を並べ、楚が並べます。 楚が先手、漢が後手です。 対局が開始すると終局まで、途中で馬・象を入れ換えることはできません。
有効な指してが無いときは、パスできます。
相手の漢/楚を詰めれば勝ちです。
チャンギでは、以下の場合引き分けになります。
盤上の駒が一つも減っていない状態で、千日手とピッチャングンを指すと負けになります。
象は、他の将棋/チェスに比べて特徴的な動きをします。シャンチーの象よりも格段に強い働きをします。はじめ動きを覚えるだけでも難しいかもしれません。象は漢字の用の字のように動くと覚えるのだそうです。強い人は、象をうまく使うそうです。 包はシャンチーよりも動きに制限が強く、不自由な印象を受けます。強い人は、包もうまく活用するそうです。
大局開始前に、馬と象の位置を入れ替えられます。それぞれの馬や象が、どの位置に移動できるか、考慮して戦略を立てましょう。
チャンギには、駒の昇格(プロモーション)がありません。