シャンチー(象棋/Xiangqi)は、中国の将棋です。
中国では、シャンチーが将棋*1の源流だという主張があります。こうした考えに、欧州を中心としたChess研究者は異論をとなえて、インドを源とした発展の一部にシャンチーがあるという解釈がなされています。
物証から、現代のシャンチーのルールができ、普及したのは宋*2の時代と考えられています。
現在の競技人口は5億人ともいわれ、International
Chessと並ぶポピュラーなゲームです。
シャンチーは、各駒をいつも線と線の交点に置きます。全部で、縦に10、横に9の計90点の交点がありす。 上下二つにある、斜めの線が交差している所を九宮といいます。 両陣営の間に川があります。
図のように配置します。
帥(一般的な色は赤)が先手、将(一般的な色は黒/緑)が後手です。
帥と将は、間に他の駒が無い状態で、同じ列に対峙することはできません。
相手の帥/将を詰めれば勝ちです。スティールメイトにした場合も勝ちになります。
双方、相手の将を詰めるだけの十分な兵力がなくなった場合は、引き分けになります。
連続王手の千日は、長将と呼び、王手をかけている方が三回同じ手を繰り返すと負けになります。
日本の将棋やチェスに慣れている人にとって、炮/包/砲の動きはトリッキーな感じがすると思います。炮/包/砲と馬を組み合わせた特有の詰筋や、王不見王を使った変わった詰みを覚えるとゲームに慣れます。
駒の価値は局面にもよりますが概ね、車 > 炮 = 馬 > 象 >= 士 > 兵 ぐらいです。