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KOREAN GAMES With Notes on the Coresponding Games of China and Japan

Category

お勧め

著者

Stewart Cullin

出版社

Review

オリジナルはH.J.R.Murrayの古典"History of Board Games Other Than Chess"よりもさらに前の1895年に書かれていることに価値があります。 筆者は現代西洋のゲームはオリジナルの意味を追跡することが実質上不可能であると考え、古代からのゲームが現代においても広く遊ばれている東洋に目を向けました。

韓国人アーティストによる170を超えるイラストをちりばめながら、100近くの、ボードゲームを含む「遊び」を広く紹介しています。 韓国の遊びをまず紹介し、同じ項で、その遊びが中国と日本では何という遊びにあたるか(近いか)、という興味深い形式でまとめています。

日本の遊びについては、1712年ごろに漢方医であった寺島良安によって著された百科事典「和漢三才図会」を参考にしているようです。 竹馬、凧揚げ、独楽、蹴鞠、羽子板、飛越(縄跳び)、「相撲」(「sumai」「スマヒ」とあります)など、古典的な日本の遊びが紹介されています。

アブストラクトゲームについては、Korean Chess(チャンギ(韓国)) / Chinese Chess(シャンチー(中国)) / 将棋、Pa-tok / Wai K'i / 囲碁HorseshoeなどのMerrellsファミリーが紹介されています。

筆者は、円形のボードと4つのホース(スティック上のダイス)で遊ぶ韓国の人気ゲーム、Nyoutと、古代インドのPachisi、Chessの起源と言われているChaturangaとの関連について述べ、このゲームが、バックギャモンなど、ボードとダイスを使って遊ぶゲームの祖先となっているのではないか、そしてさらには(それらダイスゲームからダイスの要素を取り去った)Chessにつながっているのではないか、と述べています。 さらにこのゲームは、十六ムサシ の元となった「八道行成」(ヤスカリと読みます。ヤアサスカリムサシと紹介されています)など、世界中のFox and Geeseタイプゲームの起源ともなっているのではないか、としています。

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Last-modified: 2014-08-23 (土) 18:02:53