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Varanasi(バラナシ)は、2012年に当館館長の中島雅弘によって考案されました。
Varanasiは、パズルとして有名なハノイの塔へのオマージュです。パズル性を尊重し、Impartial Game / 公平なゲームにデザインした、2人~4人で遊べるnimの変形ゲームです。
2014年にNestor Games より、ワールドワイドに出版されています。
線が描かれたボードと、2~3人ゲームでは、大-中-小-先端それぞれ3~4色、12~16個の円盤状の駒を使います。 (3~4人でプレーする場合は、4~6色それぞれに4サイズの駒(合計16~24種の駒)にするとよいでしょう。)
はじめに、ボードの線上に駒を適当に配置します。 その際、大きな駒の上に小さな駒をいくつでも重ねることができます。 同じ大きさの駒を重ねることはできません。 1~n個に積まれたものを(1つだけの駒も含めて)タワーと呼びます。
配置し終わったら、ゲーム開始です。
手番のプレーヤーは、いずれかの操作をします。パスはできません。
これらの操作を各プレーヤー順番に繰り返し、最終的にボード上からすべての駒がなくなったらゲーム終了です。
最後の石を取ったプレーヤーが、そのセットの勝者です。
勝者は、取った円盤1つを1点として、合計点を記録しておきます。 勝者以外は、得点0です。
事前に、何セットプレーするか決めてプレーし、合計得点の多いプレーヤーの勝ちです。
このゲームは、各セットで引き分けや千日手になることはありません。
セット数を決めて得点を競うのではなく、事前に決めた得点に達するまで、セットをプレーします。
上達してくると、駒数がある程度少なくなれば、どのプレーヤーがセットを取るか わかってきます。同種のゲームnimは、必勝型になると状態を変えることは困難ですが、 Varanasiはタワーを積むことでプレーヤーの工夫が可能です。 マルチプレーヤーでプレーする場合は、セットに負けると分かっても、 誰の得点にするのが自分にとって有利になるか計算して手を選びましょう。
Copyright © Masahiro Nakajima 2012, www.nakajim.net 2012, All rights reserved.
とにかく、マルチプレーが面白いゲームです。
ぜひ、3人、4人(ダブルスはより戦略性が上がります。)でプレーしてください。
このゲームは、nimの仲間です。手番のプレーヤーが勝っている局面は、どのようにしたら計算できるか考えてみてください。少ない駒数から考えれば、必勝形を見つけられるかな。
お気づきかと思いますが、ボードとボード上の線は、ゲームになにも関係ありません。駒を取る際に、間違えにくくするためのデザインです。