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T4 (Transparent-Tic-Tac-Toe) は、当館館長の中島雅弘による考案のImpartial Gameです。館長考案の、FlipFlop, RinneTensei、2009年にゲーム学会第7回ゲーム作品コンペ優秀賞のThe Ring World、Amoebaに続いての発表となります。 このゲームは、2009年のはじめにマルチレーヤー・ボードを使ってTic-tac-toeを工夫できないだろうかという初期の構想があり、様々な思考錯誤の結果2010年12月に発表いたしました。
T4 デザインのテーマは、nimに代表されるImpartial Gameであることです。Impartial Gameは、ルールの性質上、負けないようにする保守戦略が中心になってしまいます。T4 では、できるだけそうした要素が露呈しないよう工夫したつもりです。
4×4のボード上に、二人のプレイヤーが交互に駒を置いてゆきます。
駒は、写真のような3種類のものをそれぞれ16個ずつ用意します。 初期配置では、盤上になにも置かず、すべての駒を盤外に置いておきます。
手番のプレーヤーは、盤外の駒を一つ選び、盤上のマスに置きます。
結果、ボード上に現れる駒の組み合わせは、
の7種類があります。
手番のプレーヤーは、さらに盤上の任意の駒を移動させます。 移動は、ChessのQueenの動き、縦横斜めに任意の距離移動できます。 移動させる駒は、マスの中に入っている駒全てを一緒に移動なければいけません。他の駒を飛び越えたり、別の駒に重ねることはできません。
写真の例では、置いた駒を移動させていますが、自分が置いた駒でなくても、盤上の駒はどれでも移動してかまいません。
着手後、同じ種類の駒が縦横斜め、いずれか一列に3つ同じ種類の駒が並んだら、勝ちになります。
移動することができない場合は、負けになります。
また、まずおこりませんが、同じ種類が4つ並んだら負けとします。
このゲームに、引き分けはありません。
駒の種類は任意に設定できます。ただし、種類があまり多すぎるとゲームがなかなか収束しません。異なるボード形状・大きさでもプレーしてみましょう。
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